ロシアで躍進の日本スクール、日本のロシア・スクールは死屍累々
ロシア外務省日本スクールの先輩であるガルージン氏(右)を飛び越えて出世を果たしたブーチン氏(ロシア連邦外務省HPおよび在日ロシア連邦大使館HPより)
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が8月17日、日本専門家のセルゲイ・ブーチン外務次官を第一外務次官に任命した人事が、一部の日露関係者の間で話題を呼んでいる。外務省では、セルゲイ・ラブロフ外相に次ぐナンバー2ポストだ。 プーチン大統領によって大統領府長官に起用されたアントン・ワイノ氏をはじめ、ロシア外務省の日本スクールは躍進が目立つ。逆に、日本外務省のロシア・スクールは不遇な運命をたどる人が少なくない。 ブーチン氏は1964年生まれの60歳で、モスクワ大学東洋語学部で日本語を専攻。東海大学にも交換留学した。就活で苦労し、ソ連崩壊後の経済危機の時代、産経新聞モスクワ支局で助手を務めたこともある。
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