【日本が世界のビジネスをリードするために】いまこそ再評価したい“日本流”の長所と課題
4:<“悪魔の弁護人”を恐れるな>日本がイノベーティブなダイバーシティ社会になるための対話法とは(2023年2月23日)
雑誌『Wedge』2023年2月号では、「日本社会にあえて問う「とんがってる」って悪いこと?」という特集が組まれていた。そこで今回、このテーマに沿って、筆者の専門であるリーダーシップや交渉学的観点から論じてみたいと思う。 「とんがった人材」と聞いてどのようなイメージを持つだろうか。「組織の多数とは異なる意見を持つ人」、「会議で反対意見が多い人」、あるいは、具体的な知人が頭に浮かぶ読者もいるかもしれない。いずれにせよ、肯定的なイメージで捉えた人は少ないのではないだろうか。 このように、ともすれば周りから違和感を持たれる「とんがった」人も、近年、ダイバーシティ(多様性)の重要性が謳われるように、組織にとっては必要な人材であることを改めてここで考えてみたい――。 日本企業でとんがった人材が生きる対話のやり方は
5:【インバウンド市場必見】日本食人気で料理の注文に変化 中国で“おまかせ”が大ブーム!(2023年4月6日)
中国ではいま日本料理が大ブームとなっているが、中でも、日本語の「OMAKASE」(おまかせ)という呼び名で料理を注文することが人気となっているという。背景には何があるのだろうか。 筆者は昨年ごろから、中国人のSNSを見ていて、やけに「OMAKASE」(おまかせ)という言葉が飛び交っていることに気がついた。日本語がわからない人もこう書いていたので、気になって上海に住む友人に聞いてみると、日本と同じく、料理人に料理をすべてまかせるという意味で、ここ1~2年、急速に流行り出した言葉、スタイルだという。 その友人によると、「高級日本料理店や高級寿司店で、よく『OMAKASEで』と言って注文する中国人が増えましたね。おまかせなので、金額はいろいろでしょうけれど、自分が知っているのは1000元(約1万9000円)以上ですね。予約のときに『1人1000元くらいのおまかせで』などと伝え、その日のおススメ食材などを使って、自由にメニューを組み立ててもらっているようですよ」という――。 料理の注文に変化 中国で日本流の「おまかせ」が大ブーム!