【箱根駅伝】第100回大会を彩る絆の1シーン 駒澤大の安原太陽は弟からの給水に奮闘 兄の“優勝”への思いは弟へ
◇第100回東京箱根間往復大学駅伝競走(2024年1月2日往路・3日復路) 出場全23校が母校のタスキに思いを込めて走り抜けた第100回箱根駅伝。そんな節目の大会を彩った給水シーンがありました。 【画像】中央学院大学の黒岩勇禅選手は親子での給水が実現 史上初2年連続での大学駅伝三冠を目指した駒澤大学。2年連続で7区を走ったのは4年生の安原太陽選手です。 2位でタスキを受け取った時点で、トップ青山学院大学との差は4分以上。厳しい展開で必死に前を追う安原選手の前に現れたのは、駒澤大学陸上部でともに切磋琢磨する弟の海晴選手でした、 7区15キロ過ぎの給水地点では、箱根出走が叶わなかった弟の海晴選手が水を持ち登場。併走する弟から力水を受け取ると、兄は笑顔で力強く親指をたて、前年の自分を5秒上回る区間4位の走り。最後の箱根路を駆け抜けました。 この7区では、区間賞を獲得した中央大学の2年・吉居駿恭選手も、2区を走った兄の大和選手から給水を受ける場面がありました。
青山学院大学の総合優勝で幕を閉じた100回大会。ラストランとなった兄たちの果たせなかった“優勝”への思いというタスキを、1年後の箱根路へつないで行きます。