満を持してデビューした希空（Instagramより）

　杉浦太陽（43才）と辻希美（37才）夫妻の長女・希空（17才）が、ついに芸能活動をスタートした。多方面から注目を集める希空について、コラムニストで放送作家の山田美保子さんが綴る。 【写真】2007年、杉浦太陽と辻希美の結婚会見の様子。妊娠9週目だった

言葉遣いも好評でハイブランド品をひけらかさない

《今日から新たにスタートします！　改めて、希空です。これからも頑張って行くので宜しくお願いします》 　11月26日に開設したYouTubeチャンネルで17才になったことや芸能事務所に所属したこと、今後、顔出しでSNS活動を行っていくことを報告したのは杉浦太陽サン（以下、太陽クン）と辻希美サン（以下、辻チャン）夫妻の長女・希空チャン。 　冒頭のコメントは、“顔出し後”初めて更新されたTikTokで、わずか20分で8000以上のいいねがつきました。 　栗色にカラーリングされた髪をツインテールにし、ギンガムチェックやレース、リボン、ハート、マカロン風ボタンなどがちりばめられたメイド服風ドレスの希空チャンのルックスは、パパとママの“いいとこ取り”。 　あまりのかわいらしさに、ネットでは騒然となり、新たに開設したInstagramはわずか2日でフォロワー数50万人を突破したのでした。

　2007年5月10日、太陽クンと辻チャンが2ショットで行った結婚報告会見は「すみませんでした」の一言から始まりました。 　まだ10代だった辻チャンと7才年上の太陽クンはパパ、ママになることも報告。恋愛禁止の人気アイドルと戦隊モノ出身のイケメン俳優との電撃婚には、否定的な意見が少なくなかったものです。 　辻チャンは結婚後もオフィシャルブログに辛辣なコメントが多数寄せられることもありましたし、何かにつけてバッシングを受けることもありました。 　でも、北斗晶サン（57才）をはじめ強い味方が近くにいらしたのも事実。私が構成を担当していた『魔女たちの22時』（日本テレビ系）にはその北斗サンと辻チャンが「スペシャリスト」として出てくださっていたので、実は“しっかり者”のママとしての素顔を見る機会がずいぶんあったものです。 　当初は、お母さまのサポートを受けていた子育てや家事についても、辻チャンはどんどん頼もしくこなすようになりました。世間もそんな彼女を認め、理解するようになった絶妙なタイミングの2021年、希空チャンが“一般人”として活動をスタートしたのです。 「メイクやファッションが大好き」と辻チャンのDNAを受け継ぎつつ、お菓子作りやパン作りはプロ級の腕前。おばあちゃまの影響で編み物も始め、メンダコのぬいぐるみやイヤーマフを編んだりしていることなどを明かしてきた希空チャン。やはりママが多忙だったので“おばあちゃん子”の一面があったのですね。 　丁寧でキチンとした言葉遣いも好評ですし、ハイブランド品をひけらかす（！）ようなこともしていないところに、ネットの声は温かいように思います。 　そして辻チャンは、自身のYouTubeチャンネルで、家族で何度も話し合ったことや、「親の七光り」と言われることも覚悟のうえだと涙声で明かしたのです。「スタートを切っちゃったからには突っ走ってもらいたいなと思います」とは、12才でモーニング娘。に加入してから四半世紀！　芸能界でがんばってきた辻チャンだからこその言葉でしょう。