焼損の輪島朝市、愛知で出張開催 海産物や伝統工芸品を販売
能登半島地震で大火に見舞われ、開けなくなっている石川県輪島市の輪島朝市が25日、愛知県豊川市のイオンモール豊川で「出張輪島朝市」として開かれた。約10店舗が出店し、イカやアワビといった海産物や、輪島塗などの工芸品を販売し、開始直後から多くの客でにぎわった。 同県豊橋市の河合篤史さん(39)は「(輪島には)以前から旅行で行きたいと思っていた。復興への支援になれば」と話し、漆器やイカの塩辛などを購入した。輪島市朝市組合の橋本三奈子さん(62)は「始まる前は不安だったけど、たくさんの人が来てくれてうれしい」と語った。 輪島朝市周辺の大規模火災では、住宅など約240棟が焼損した。