小林製薬の「紅麹」問題、消費者のサプリメント利用意向への影響はある? 摂取を減らすユーザーが4割超に
市販薬などの選定支援サービスなどを手がけるウィルベースは、小林製薬が販売した紅麹入りサプリメントで健康被害が問題化していることを受け、サプリメントに関する消費者向けの緊急アンケートを実施した。 サプリメントの摂取状況は「毎日」摂取しているが36%、「週に3~5回」が22%。「以前は摂取していたが、最近(紅麹サプリメントの健康被害の事件の前に)摂取を止めた」が10%、「1か月に数回」が7%だった。
このほかには、「摂取したことがない/ここ数年は摂取していない」が23%、「以前は摂取していたが、紅麹サプリメントの健康被害の事件があり摂取を止めた」が2%あった。
紅麹サプリメントの健康被害の事件を機会に、サプリメントの摂取頻度を変える予定があるか聞いたところ、「以前と同じ頻度で摂取しようと思う」が58%で過半数を占めた。「以前と比べて摂取する頻度は少なくすると思う」が33%、「今後は摂取をやめたいと思う」が9%だった。
紅麹サプリメントによる健康被害が問題化してから、年代別にサプリメントの摂取意向を聞いた。その結果、「以前と同じ頻度で摂取しようと思う」は意向の高い順で「60歳代以上」が65%、「20歳代」と「30歳代」は各61%だった。
「以前と比べて摂取する頻度は少なくすると思う」は、「10歳代以下」が50%、「20歳代」が37%、「40歳代」が35%、「30歳代」は34%。「今後は摂取を止めたいと思う」との回答では、「60歳代以上」が24%で最も多く、以下「50歳代」が18%、「40歳代」が11%と続いている。年齢が高いほど、今後「摂取を止める」意向が高い。
サプリメントに関する情報収集源は、「ネットショップでの商品情報や口コミ・レビュー情報」が38%、「インターネット(SNS含む)の広告」が33%、「ドラッグストアなどの店頭(陳列商品やPOP、店内広告、店員による説明など)」が29%だった。