【40~50代が標的! 被害総額約280億円】「SNS詐欺」とはどんな手口? 見分け方や防止法を教えて!
スマートフォンの普及によって、SNSを頻繁に利用する人も多くいるでしょう。情報収集やコミュニケーションツールとして役立つSNSですが、実は詐欺被害に巻き込まれるケースが存在します。 「自分は詐欺被害に遭わない」「詐欺なんてすぐに気付く」と思う人も多いでしょうが、詐欺師は巧みな話術を駆使して相手を信じ込ませます。気付いたら、詐欺被害に遭っていたとなることは多くあるのです。 そこで本記事では、SNS詐欺の具体的な手口をはじめ、詐欺の見分け方、詐欺被害に遭わないための対処法などをまとめているので、参考にしてみてください。
SNS詐欺の具体的な手口
SNS詐欺の具体的な手口をまとめているので、被害に巻き込まれないためにもチェックしておきましょう。 【なりすまし詐欺】 プロフィール画像や個人情報などを偽装して、有名人や企業になりすまして詐欺行為をはたらく手口です。SNS上で取得して個人情報の悪用や、虚偽の情報で収益を得るといった悪質な行為も多く見られます。 【フィッシング詐欺】 SNSのDM機能などを介して、利用者を偽のショッピングサイトなどに誘導し、名前やメールアドレス・電話番号・クレジットカード情報・銀行口座番号などの重要な個人情報をだまし取る手口です。本物のサイトと区別がつきにくい短縮形のURLを使用しているケースが多いことから、だまされやすくなっています。 【チケット詐欺】 SNS上にコンサートやスポーツ観戦のチケットを譲るという、うその情報を持ちかけて代金をだまし取る悪質な手口です。チケット代金を支払った直後にSNSのアカウントを削除されるなど、相手と連絡が取れなくなります。チケットが届くこともなく、連絡先として知らされていた電話番号もつながりません。 【副業詐欺】 SNS上に虚偽の情報や広告を投稿し、利用者をだます手口です。「必ず〇万円もうかる」「誰でも簡単に高収入を得られる」「誰かを紹介すればマージンが手に入る」といった文言や、実際に成功した人の体験談などを記載することで相手を信じ込ませます。 金銭や個人情報を詐取されるだけでなく、気付かないところで詐欺に加担させられているなど、自身が罪に問われるリスクも高いです。 【出会い系詐欺】 SNSのDM機能などを介して、家が近い、共通の趣味があるなどといった内容のメッセージが届き、やりとりをした後に、別の出会い系サイトへ誘導される手口です。サイトの登録費用の支払いを求められて応じたものの、サイトに入れず相手とのやりとりもできません。