【有馬記念】ベラジオオペラ〝絶好枠〟から反撃へ 上村師「人気馬を見られる、いい枠」
有馬記念の公開枠順抽選会が19日、東京都港区の品川プリンスホテルで行われた。3年連続で馬券圏内に好走している❸枠⑤番はベラジオオペラがゲット。天皇賞・秋6着からの反撃ムードを高めた。 2021年ディープボンド2着、22年ジェラルディーナ3着、23年ドウデュース1着と3年連続で上位争いに加わっている❸枠⑤番。今年〝ラッキーファイブ〟をゲットしたのは、大阪杯を制したベラジオオペラだ。 引き当てた上村調教師は「人気馬が(さらに)内に入って、それらを見ながらスタートを切れるので、絶好枠じゃないでしょうか」と満足げ。見守った横山和騎手も「勝負服の色(赤色と黄色)にも合っていますし、人気馬を見られる、いい枠かなと思います」と力強くうなずいた。 中山2500メートルはコーナーを6つ回る特殊な舞台設定。そのため、距離ロスを最小限に抑えられる内枠の好走が顕著だ。「今回は2500メートルですし、ロスなく内で競馬をさせたい。脚を残して走り切ることが目標で、そのためにはいい枠です」と指揮官の期待は高まるばかりだ。 秋初戦の天皇賞・秋は夏負けの影響もあって6着に終わったが、「今回は状態に自信を持って送り出せます」とトレーナー。GⅠ馬の仲間入りを果たした一年を、最高の形で締めくくる。(山口遥暉)