「おむすび」隠れギャルの柚木理沙役・田村芽実が伝えたい“ギャルマインド”とは?
NHK総合ほかにて、現在放送中の連続テレビ小説「おむすび」。食と人情の街・福岡、神戸、大阪を舞台に、日本の朝に元気と笑顔を届ける“朝ドラ”第111作だ。平成時代のギャル・米田結(橋本環奈)が人々の健康を支える栄養士となり、現代人が抱える問題を、食の知識とコミュニケーション能力で解決しながら、目には見えない大切なものを次々と結んでいく“平成青春グラフィティ”。 出演者からのコメントが続々届いている本作。今回は、ヒロイン・結のクラスメートで、隠れギャル&ハギャレン(博多ギャル連合)メンバーのリサポンこと柚木理沙を演じる田村芽実が寄せたメッセージを紹介する。 リサポンを演じる田村にとって、本作は、連続テレビ小説「らんまん」(2023年/NHK総合ほか)に続く2度目の朝ドラ出演。アイドルグループを卒業後、2017年より女優として活躍しており「私はもともとミュージカル女優として活動していたので、映像の世界、ましてや朝ドラは自分とは無縁だと思っていたんです。そんな時にお話をいただいて参加した『らんまん』がお芝居のことだけに集中できた現場だったので、どうしてもまた朝ドラの現場に入りたいなという強い思いがありました」と、朝ドラへの思い入れが強かったことを明かす。 そんな中、受けた「おむすび」のオーディションにはひとかたならぬ思い入れがあったそうで、「これまでも絶対に受かりたいオーディションはたくさんありましたが、『おむすび』のオーディションについては意気込みが違いました。お芝居だけでなくその意気込みをハッキリ見せたくて、髪の毛を生まれて初めてブリーチして金髪にしてオーディションに挑んだんです。受かった時は思いが通じたというか、本当にただただうれしかったです」と話す。
そして手にしたのが、ヒロイン・結の同級生、柚木理沙役。学校では校則を守るおとなしい女子高生だが、実は隠れギャル&ハギャレンメンバーで、将来はギャルの歴史を本にするという夢を持つ役どころだ。「リサポンはとにかく一生懸命で、ギャルが大好きで、大好きなもののためなら周りが見えなくなってしまうぐらい真っすぐ。そしてそれを周りが愛せるような、愛嬌(あいきょう)や空気の良さがある子だと思っています」と、リサポンの魅力を語る田村。 監督からは「少しオーバーなぐらいでも大丈夫な役だから、やりすぎるぐらいがちょうどいいよ」と言われたそうで、「そのとおり今ははっちゃけて演じています」とのこと。でも、「リサポンは隠れギャルというちょっと不思議な立ち位置で、ギャルが誰よりも好きなんだけれど、ギャルになりきれていないというか、ギャルオタクみたいなところがあります。小学生の頃からギャルになりたくて、高校生になってやっとハギャレンというグループに入れてもらった。自然とギャルになったのではなく、夢見ていた世界に飛び込んだ感じです。アイドルグループに憧れて、そこに入りたいと思う感覚に近いのかな」と、リサポンの一風変わったギャルへの道を説明。 そして、「きっと最初は外側のファッションやメークにひかれてギャルが気になったのでしょうが、本人のマインドはちょっとギャルとは違うんです。ギャルの人たちと一緒にいたいから、頑張って付いていくみたいなところがあるのかなと思っています」と、自身が捉えるリサポンならではの個性を紹介する。