【解説】衆院選 大分2区
(吉田キャスター)「大分2区は今回保守が分裂した三つ巴の戦いとなり、前回とは構図が大きく変わりそうですね」 (田辺記者)「自民党前職の衛藤さんは安倍派のいわゆる裏金事件で収支報告書の不記載が発覚し、選挙戦への影響は避けられない状況です。ただ、これまでの実績などが考慮された結果、自民党公認・公明党推薦と大枠ではこれまでと変わらない選挙態勢を構築できています」 「前回比例で復活した立憲民主党前職の吉川さんは連合大分の推薦に加えて、共産を含む野党共闘の形を構築することができました。2区は保守分裂の選挙となるので、漁夫の利で優位に立つ見通しも立てられますが、陣営としては埋没によって逆に窮地に陥らないか危機感を募らせています」 「無所属で新人の広瀬さんは前知事の広瀬勝貞さんの次男で自民党からの出馬を目指していましたが、公認は得られませんでした。郵政大臣も務めた祖父の広瀬正雄さん、その秘書で農水大臣などを歴任した畑英次郎さん、広瀬勝貞さんと続く系譜に日田市で強力な支援体制を固めていますが、2区全体としての活動量は不安が残ります」
大分放送