見たかった…。2024年、日本代表に一度も呼ばれなかった実力者(5)ポテンシャルがヤバイ…。欧州で輝く万能型の逸材
日本代表は、先日の中国代表との試合を最後に2024年の全活動を終えた。この1年を振り返ると、森保ジャパンには多くの選手が招集され、チームの選手層は確実に厚みを増した。一方、待望論が出ながらも声が掛からなかった選手もいる。そこで今回は、今年一度も日本代表に呼ばれなかった実力者をピックアップして紹介する。※成績は『transfermarkt』を参照
FW:佐野航大(さの・こうだい) 生年月日:2003年9月25日 所属クラブ:NECナイメヘン(オランダ) 24/25リーグ戦成績:10試合1得点0アシスト 森保ジャパンに招集されてきた選手たちを俯瞰して見てみると、複数のポジションを高いレベルでこなせるポリバレント性や、一人で状況を打開できる個の能力が秀でている人材が多い。その点では、オランダで着実に成長を遂げている佐野航大にもそろそろ森保一監督から声が掛かるかもしれない。 昨季からNECナイメヘンでプレーしている佐野は、試合の中で徐々に自身のストロングポイントを出せるようになってきている。主戦場とする左ウイング(WG)の位置で見せるテクニカルなドリブルや相手守備陣の裏をかく動きはエールディヴィジ(オランダ1部リーグ)でも十分に通用しており、味方との連係の中でチャンスを生み出す場面も多々見受けられる。 また、2024/25シーズンのリーグ戦で10試合に出場している佐野は、WGだけでなくトップ下やダブルボランチの一角も担当。戦術理解度が高く、ロジャー・マイヤー監督が求めるポジションを難なくこなすことができている点は高く評価できる。 WGや中盤は森保ジャパンにおいて最激戦区と言えるポジションであり、オランダで覚醒の最中にある21歳の佐野が割って入るのは容易ではないかもしれない。だが、FIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選で無類の強さを誇る森保ジャパンも、常に“新しい血”を入れなければいずれ衰退の道を歩むことになりかねない。 2025年、森保ジャパンが史上最速でW杯出場を確定させた際には、是非若きウインガ―にチャンスを与えてほしいものだ。
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