災害住宅、26年中の完成目指す 珠洲・馬緤町、能登地震で被害
石川県珠洲市は7日、能登半島地震による被害が大きかった同市馬緤町で、災害公営住宅建設に関する説明会を開き、本年度内に基本計画をまとめ、2026年中の完成を目指すと明らかにした。地元住民が恒久的に暮らせる住宅の整備を求めていた。 市によると、町内2カ所(計約4100平方メートル)に木造平屋の公営住宅を建設予定。現時点で12世帯が入居を希望している。自主避難所で開かれた説明会には約20人が参加した。 参加した山野美名子さん(69)は自宅が半壊し、1月から金沢市のみなし仮設住宅での生活を続けている。「なるべく早く帰ってきたい。それまでは元気でいないと」と笑顔を見せた。