世界野球「プレミア12」グループAは乱打戦&サヨナラ勝ちでスタート!
第3回世界野球「プレミア12」グループAの試合が日本時間10日にメキシコで始まった。 この日は3試合が行われ、第1試合のオランダ対パナマは、オランダがタイブレークの末、9対8のサヨナラ勝ちでパナマを撃破した。 第2試合のアメリカ対プエルトリコは、プエルトリコが6人の投手でアメリカ打線を無得点に抑え、0対1で完封勝利した。 第3試合メキシコ対ベネズエラは、ベネズエラが12安打8得点でメキシコに4対8で勝利した。
■オランダがサヨナラ勝ちでパナマを撃破
第1試合オランダ対パナマ、最初に試合を動かしたのはパナマだった。 2回表、ノーアウト1塁の場面でラモス選手が打った瞬間に確信のガッツポーズを見せるレフトスタンドへの2ランホームランで先制する。 対するオランダも2回裏、ノーアウト2塁の場面でS.スクープ選手のタイムリーヒットで1点を返す。 さらに、リカルトソン選手のソロホームランでオランダがすぐに同点に追いつく。 しかし、パナマが直後に勝ち越す。 3回表、カスティーヨ選手のファーストゴロの間に1点を入れて勝ち越すと、さらにキロス選手がタイムリーツーベースを放ち、2対4とパナマがリードを広げる。 その後も、パナマがリードしながらもオランダが食らいつく展開となる。 7対6とパナマが1点リードで迎えた7回裏、オランダが2アウト3塁の状況を作ると、パナマのメンドーサ投手の暴投で7対7とオランダがついに追いつく。 そして、オランダは8回裏、ディドゥル選手のタイムリーヒットで勝ち越し、この試合で初めてリードする。 しかし、パナマも意地を見せる。 9回表にテハダ選手のソロホームランで同点に追いつく。 試合は延長戦に入り、ノーアウト1塁2塁からイニングが始まるタイブレークとなる。 10回表、オランダがパナマの攻撃を無失点で乗り切ると、その裏に2アウト満塁の場面で、ディドゥル選手がこの日2本目となるタイムリーヒットを放ち、9対8でオランダがサヨナラでパナマに勝利した。 グループAの第1試合は両チームとも二桁安打を記録し、ホームラン4本が飛び出す乱打戦となった。