AIとともにさらなる飛躍を。『Intel Year End Party 2024』レポート
2024年11月28日、『Intel Year End Party 2024』が関係者向けに開催された。「インテル入ってる」のCPUでおなじみのインテルが主催する、年次締めのイベントだ。 【画像】Intelが描くクリエイターとのいい関係 振り返ってみると、今年はAIという存在がより一層認知されるようになった年だといえる。ビジネスにしろクリエイティブにしろ、AI以前と以降では生産性にも違いが出てくるだろう。 また、インテルは2022年よりクリエイターを強力に支援するプロジェクト「Blue Carpet Project(BCP)」を続けている。最新のAI機能とクリエイターが出会う時、何が起こるのか。そういった場を提供する役割も果たしている。BCPに参画しているクリエイターが語るPodcastも展開中だ。 ■「青」の空間でインテルをイメージ 会場となったのは西新宿のナイトクラブ『T2 SHINJUKU』。場内はインテルのキーカラーである青で満たされており、圧巻の空間が演出されている。 インテル株式会社マーケティング本部・本部長の上野晶子氏が、開幕の挨拶を述べる。「私はマーケティングとは繋ぐことだと思っています」と語っていたが、BCPがきっかけで思いもよらぬ人材や業界が繋がることができたのは間違いないだろう。 ■クリエイターたちによるAIの実践例 続いては、BCPに参画したクリエイターによる、「AI PCクリエイターセッション」が開始された。 多くのクリエイターが登壇し、AIで作成したグラフィックを披露。生成するために用いたプロンプトも公開され、非常に実践的なトークイベントとなった。登壇されているクリエイターの多くは、前述したPodcastにも出演している。 上記の写真の奥に表示されているのが、クリエイターらがそれぞれ生成したビジュアルとなる。ジャンルも様々で、AI PCによるクリエイティブの結実といえるだろう。イベントの後半では、功労者を称える「Intel Blue Carpet Project Awards 2024」が行われた。 トロフィーを受け取ったのは、アニメーション作家の田中紫紋氏、総合マーケティング会社のD2C ID、PCパーツの販売で知られるTSUKUMOの三者。 特に田中紫紋氏は、Charisma.comの新曲「アラフォーマジック」のMVをAIを活用して制作したと述べていた。目を細めてみると歌詞が見えるというギミックが仕込まれており、AIをふんだんに活用したビジュアルに挑戦しているという。 ■クリエイターとインテルは、どんな未来を描くのか AI PCの登場によって、クリエイターにとっては「AIをどう活用するか」を考える時代になった。様々なサービスや手法が模索されていくなかで、今まで見たことがないようなビジュアルも数多く登場するだろう。その側に、インテルによるサポートがあれば心強い。BCPはそんなパイオニアたちを育む場ともなりつつある。 お祭り的要素が強い「Intel Year End Party 2024」ではあるが、2025年もインテルとクリエイターたちのコラボ、そしてAPCIの飛躍から目が離せない。そう予感させてくれるのに十分な内容であった。
ヤマダユウス型