行こう初売り! 新潟伊勢丹は大谷翔平グッズ販売、ビルボはセールに注力
1年に一度の初売りの季節がやってきました。新潟県内の商業施設でも福袋の販売やセールが行われ、多くの買い物客でにぎわいます。一方で、近年は密集を避けるため、初売りに行っていないという人も多いのではないでしょうか。新潟伊勢丹と万代シテイビルボードプレイス(いずれも新潟市中央区)の担当者に初売りの目玉や魅力を聞きました。 【写真】大谷翔平のサイン入りユニホームなど ◆新潟伊勢丹、世界的スター選手のサイン入りグッズを販売 新潟伊勢丹の初売りは1月2日午前9時から。特に今回は開店40周年を記念し、例年にない「初夢特別企画」を行います。スポーツ選手のサイン入りユニホームなどを数量限定で販売し、希望者は応募して当選すれば買うことができます。 注目すべきは商品の豪華さです。サインの書き手は、米大リーグの大谷翔平選手やサッカーのスーパースター、リオネル・メッシ選手、バスケットボールの神様と呼ばれたマイケル・ジョーダンさんら。大谷選手がサインしたのは、当時所属していたエンゼルスのユニホームで価格は198万円。もちろん1点限りの販売です。 さらに高価な商品もあります。プロのパイロット養成に使われるフライトシミュレーターで、価格はなんと9990万円。航空機のコックピットが再現されていて、大きさは高さ1・7メートル、幅と奥行きが2メートル。本物の航空機と同じ手順で操作し、飛行だけでなく、世界の4万を超える空港での離着陸を体験できるといいます。 この他にも、サウナルームを搭載した軽トラックやソムリエの情野博之さんと楽しむディナーコース、プロゴルファー北田瑠衣さんとのラウンドプレーなど、通常では買えない商品、体験が用意されています。バイヤーの熊谷望さんは「見ているだけでわくわくしたり、昔の夢を疑似体験できたり。新春らしく夢のあるモノ、コトをそろえた」と胸を張ります。 応募は1月2日~5日に新潟伊勢丹6階の催物場で受け付けます。参加できるのは三越伊勢丹のエムアイカード会員だけですが、入会は随時可能です。 例年人気の福袋は2024年より1割多い約1万6000個を用意します。食品が充実した”デパ地下”を有するだけに、福袋の7割は食料品です。また、1月2日から全館クリアランスセールが行われます。 ◆ビルボードプレイス、ウイルス禍で減った福袋が増加傾向に アパレルを中心に67店で構成する万代シテイビルボードプレイスは、1月2日から1月5日の初売りセールに力を入れています。 初売りは高い割引率が売りです。例えば、人気店の「TOMORROWLAND」(トゥモローランド)は20~40%オフ、「Marimekko」(マリメッコ)は30~40%オフ、「ジェラート ピケ」 は30~50%オフなどとうたっています。ビルボードプレイス館長の秋山哲思さんは「いい物、トレンドの先端の物を扱う店が集まっている。そこでかなり安くお買い求めいただけるチャンス」とPRします。 福袋はビルボードプレイスとしての取り扱いはありませんが、コスメや雑貨などのテナント12店が店頭で販売を予定します。近年は新型コロナウイルス禍で密集を避けるため、福袋を販売する店が一桁台に減りましたが、ウイルス禍の落ち着きを反映してか、2025年は取り扱う店が増えたといいます。 秋山さんはインターネット通販の広がりを念頭に、初売りが”リアル店舗”の良さを知るきっかけになることを期待しています。「商品を間近で見て、手で触れられるのはリアルな店舗の強み。目当てではなかったけれどいい商品に出合ったり、商品知識の豊富な店員と話したりして、店頭ならではの楽しさを感じてほしい」と話しました。 ビルボードプレイスでは1月2、3日に5000円以上の買い物で、にいがた和牛や商品券などが当たる「お正月ガラポン」も行われます。