低スピン性能なら「パラダイム Ai スモーク MAX」、初速なら「Qi10 MAX」!? キャロウェイとテーラーメイドの最新ドライバーを打ち比べ! 【Myゴルフダイジェスト】
『パラダイム Ai スモーク MAX』はやや逃げ顔、『Qi10 MAX』はつかまり顔
試打担当の癸生川プロは2つのヘッドを見比べて、「『Qi10MAX』のヘッドは大きく見えますね、違和感がある大きさではないけれど。比べると『パラダイム Ai スモーク MAX』は小さくてディープな感じ。『Qi10 MAX』のほうが万人が打ちやすく感じるかな。これは気持ち良く振れる要素になる。逆に『パラダイム Ai スモーク MAX』は逃げ顔というほどではないけれど、左が嫌だなという人はこちらの方がイイかも」と語る。 今回は装着のシャフトが『純正シャフトのフレックスS』なので、癸生川プロによる試打は、ヘッドスピードをシャフトの適正と考える、42~43m/s程度に抑えて打った数値だ。 「MYゴルフダイジェスト」では、フェースの真ん中、トウ寄り、ヒール寄りで打った時の弾道を比較しており、「みんゴル」では真ん中で打ったデータを公開! 『パラダイム Ai スモーク MAX』の弾道はほぼストレート。HS44.4m/sでトータルの飛距離は263.3ヤードを記録。『Qi10MAX』の弾道はややつかまった球で、HS42.7m/sでトータルの飛距離は247.7ヤード。 ヘッドスピードにかなり差が出たのは、冒頭に癸生川プロが『Qi10 MAX』 に持った「気持ち良く振れそう」という第一印象通りに、初っ端、気持ち良く振れてヘッドが走りつかまった球が出たため、意識して抑えたからだ。この『Qi10 MAX』の「つかまりの良さ」は試打を通じて立証されていく。 この結果を見て、小島プロは「『パラダイム Ai スモーク MAX』のトータル飛距離は適正化をしていない実測値です。軽く打っている割には良い数値かなと思います。『Qi10 MAX』は、このヘッドスピードで打ってもトータルで247.7ヤードですから充分に飛んでいる。特徴としては球のつかまりの良さですね。大きいヘッドは右にパーンと行くのって嫌だったりしますけど、そういう意味で言うとこのつかまりやすさって言うのは実は利点になるかなというふうに思います」と言う。 トウ寄り、ヒール寄りで打ったときのデータやインプレッションは「MYゴルフダイジェスト」に掲載中。 PHOTO/Tomoya Nomura
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