反対署名が1万2000筆超…なぜ悠仁さまの「東大推薦入学説」に逆風が吹くのか 専門家が明かす「学習院の特別扱い」との決定的な違い
東大における「熾烈な競争」
こうした様々な世論を背景として、「悠仁さまの東大進学はお止めいただきたい」という署名活動さえ行われたというわけだ。この活動はメディア側も詳報を行っている。例えば女性自身の電子版は8月27日、「『象徴天皇制も根底から揺るがす』悠仁さま 東大推薦入学への反対署名が1万2千筆超え…“特別扱い”への強まる逆風」との記事を配信し、活動の詳細を報じた。 「署名活動は8月からインターネット上で行われました。ところが、その主旨を説明する文書の一部に事実誤認や誹謗中傷が含まれていることなどを署名サイト側が指摘し、その事も含めてXなどネット上では話題を集めました。こうした経緯を踏まえ、女性自身は皇室担当記者の《2週間ほどで署名活動は終了しています》とのコメントを掲載しています」(同・記者) 確かに問題のある箇所も少なくないようだが、中には「その通り」と多くの賛同を集めた文章もある。特に“東大独特の校風”を指摘した部分は話題となり、ネット上で拡散している。その一部をご紹介しよう。 《紀子様とその周囲にいる人間たちが知らないことは、東大に入るまでも激しい競争があるが、東大に入ってからはもっと熾烈な競争が待ち受けているということである》
東大と学習院の違い
《いかに自分が洒脱で頭が良い事をひけらかすことが出来るか。これが東大に入ってから待ち受けている競争である。東大生だ、というプライドは、東大生になるともはや通用しなくなる。なぜなら、周囲にいるのは自分と同じ東大生ばかりになるからである。そこで生じるのは、東大生相互の頭の良さを巡る潰し合いである》 そしてこの文章は、悠仁さまを《この熾烈な潰し合いの世界に投げ込んでいいのであろうか? 》と疑問を投げかけて終わっている。 「この説明文には様々な意見があるとは思います。とはいえ、やはり今の東大、かつての東京帝大は欧米列強にキャッチアップするため、エリート官僚を養成するための教育機関だったという事実は大きいのではないでしょうか。大日本帝国憲法下なら、天皇陛下の“臣下”を育てるための大学だとも言え、少なくとも“帝王学”とは無縁でした。まして学習院大学の教育姿勢に深刻な問題が指摘されているのなら別ですが、天皇陛下も学習院大学を卒業され、国民の敬愛を集めているのはご存知の通りです」(同・記者) 実は秋篠宮家の長女、小室眞子さんも学習院ではなくICUを卒業している。次女の佳子さまも学習院大学へ入学されるも中退し、再度、ICUに進まれた。「秋篠宮家は学習院を嫌っておられるのか?」という観点の記事も、一時期は相当な数が配信された。