すごいモノを見つけました!田畑の残る郊外の実家を相続した〈年収650万円・49歳の三男〉…2階の押入れで発見した「父の形見」に興奮
何千万円かを借り入れて、30年ほどで返済。そんな住宅ローンを組んで実現するマイホーム。そんな庶民の夢を相続でゲットするケースも。自身が居住するために、まずは遺品整理をしなければなりませんが、そこで思わぬものを発見することもあるようです。 ▼【早見表】年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額
田畑が残る郊外の実家…三男が相続でゲット
人生の三大支出といえば、保険、子どもの教育費、そしてマイホーム。なかでもマイホームは支出額が大きく、多くが住宅ローンを活用して夢を実現しています。 一方、住宅ローンを利用しないでマイホームを実現する人たちも。たとえば相続。「親が亡くなり実家を継ぐ」というパターンが多いでしょうか。 国土交通省『令和5年住宅市場動向調査』によると、注文住宅購入者のうち「敷地は購入した」という人が63.5%。「相続を受けた」は11.9%、「贈与を受けた」は3.7%、「土地を無償で借りた」は11.9%、「地代を払い借りている」が1.8%でした。 相続を受けたり、贈与を受けたりが、合わせて15%ほど。さらに親等の土地を無償で借りているのが10%ほど。何とも羨ましい限りです。 実家を相続したという伊藤雅也さん(仮名・49歳)。79歳の父が亡くなり、相続人は雅也さんのほか、兄2人。焦点は主を失った実家。田畑が残る郊外にあり、交通至便とは言い難いロケーション。雅也さん以外のきょうだいは、勤務先から考えて、相続したところで住むという選択肢はありません。唯一、勤務先までの距離で相続を受けて意味のあるのは雅也さんでした。 ――親父と亡くなった母が大切にしてきた家ですし。できれば誰かが相続を受けて住むのが一番いいと、兄弟の誰もが思っていたと思います 雅也さん一家は賃貸暮らし。ちょうど下の子が大学進学を機に1人暮らしをはじめ、通勤・通学を考えなければならないのは、雅也さんだけだったといいます。 ――駅までは多少距離はありますが、今住んでいるマンションから引っ越したとしても、通勤時間はそれほど変わりませんでした 雅也さん、現在の年収は650万円ほど。今から住宅ローンを利用してマイホームを実現するには「ちょっとタイミングが遅すぎた」と感じています。実家を相続したら、タダでマイホームが実現できる……雅也さん、奥さんとも相談し、最終的にほかの遺産を拒否する代わりに実家を継ぐことにしたといいます。