「成長型経済」実現する好機 加藤財務相が財政演説
加藤勝信財務相は9日、2024年度補正予算案の臨時国会提出を受け、衆院本会議で財政演説を行った。 【図解】2024年度補正予算案の概要 33年ぶりの高水準となる賃上げと投資拡大の継続を目指すと表明した上で、「わが国は成長型経済を実現する好機を迎えており、補正予算の一刻も早い成立が必要だ」と強調。与野党に協力を呼び掛けた。 補正予算案に盛り込まれた総合経済対策は「日本経済・地方経済の成長」「物価高の克服」「国民の安心・安全の確保」の三本柱から成る。一般会計の歳出総額が約13.9兆円に達する大型編成となったが、加藤氏は「経済あっての財政との考え方の下、力強く経済再生を進める中で、財政健全化も実現し、経済再生と財政健全化の両立を図る」と訴えた。