後楽園ホールラストマッチの渡部太基が西川康平とのダウンの奪い合いを制す。決勝では中島玲と対戦【KNOCK OUT】
「KNOCK OUT 2024 vol.5」(10月12日、東京・後楽園ホール)で「KNOCK OUT-BLACK ウェルター級王座決定トーナメント」の準決勝2試合が行われ、中島玲(フリー)と渡部太基(TEAM TEPPEN)が勝利を収め、12月30日に神奈川・横浜武道館で行われる決勝に駒を進めた。 中島は準決勝第1試合で漁鬼(SHINE沖縄)と対戦し、ダウンを奪い合う激闘の末、3-0の判定勝ちを収めた。 1R、ともにオーソドックスの構え。漁鬼は蹴りから。中島は左ボディー。漁鬼は右ロー、左ハイ。圧をかける漁鬼がロー。互いのパンチが交錯。漁鬼のローに中島は左ボディー。中島が速いワンツー。漁鬼が詰めたところに中島が左フック。そして左ボディー。漁鬼もパンチを返し、左ハイ。中島は左ボディー。漁鬼もパンチからキックへ。漁鬼のインローがローブローで一時中断。再開後、中島は左ボディー。漁鬼もパンチを返す。中島はバッティングで左目付近から出血が見られる。
2R、漁鬼はロー、ジャブ、左ミドル。漁鬼が踏み込んでワンツーで先制のダウンを奪う。立ち上がった中島に漁鬼が左フック、飛びヒザ。中島もパンチを返す。漁鬼はパンチ、右ローから右ストレート。中島は左ボディーを効かせる。両者が左フック。互いのパンチが交錯。その後、中島の左フックでぐらつく漁鬼に中島が追撃の連打。左フックで漁鬼がダウン。立ち上がった漁鬼に中島が襲い掛かるが漁鬼もパンチを返す。 3R、中島は左フックを的確に当てていくが漁鬼は下がらずパンチを返し、左フックをクリーンヒット。漁鬼は右ハイ。中島が左ボディー。それでも前に出てアッパーの漁鬼。そして圧をかける。中島が左フックも漁鬼もワンツー、右ハイを返す。中島は左ボディー、右ストレート。最後まで互いに強いパンチを放ち続けたまま試合終了。漁鬼は3R序盤から鼻血を流す。 判定は28-30、28-30、28-29の0-3で中島が判定勝ちを収めた。