五輪で得た経験、今季の目標、新顔ポールの印象…2年目を迎える“怪物”ウェンバンヤマがメディアデーで大いに語る<DUNKSHOOT>
「自分の役割としては、前にも話したことだけれど、リーダーになりたいと思っている。ロッカールームでもだけれど、一番はコート上でだ。コートの両エンドにおいて、たとえばディフェンスでは基盤となれるように、オフェンスではプレーメーカーとしてチームメイトを上手く使えるような存在になりたい。 もし自分のスタンダード通りのプレーができて、いい形でチームを助ける働きができれば、オフェンスでもディフェンスでも、おのずと支配力を発揮することができると思う」 オフには、ウェンバンヤマ自身が「子どもの頃から見ていた選手」だという大ベテランのクリス・ポールがロスターに加わった。 「彼がここに来てまだ1週間くらいしか経っていないけれど、彼を見ているだけですでに多くのことを学ぶことができている。一緒にプレーするのが本当に楽しみだよ」 身長差41cmのウェンバンヤマとポールのコンビプレーには、ファンも期待していることだろう。 そんなウェンビーの今シーズンの目標は「プレーイン、あるいはプレーオフに進出すること」だ。 「もちろんオールスターにも出たいと思っている。でもそれは、チームのために最善の力を尽くせば実現すると確信している。それにあらゆるトロフィーの対象にだってなれるはずだ」 揺るぎない自己への自信。そしてそれを証明するためのたゆまぬ努力。20歳になったウェンバンヤマは、2年目となる今シーズン、どのような進化を見せてくれるのだろうか。 文●小川由紀子
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