「東京レガシーハーフ」完走。水泳メダリスト・入江陵介はなぜ、マラソンに挑戦するのか?
――人生初のハーフマラソンを完走された今、入江さんにとって「走る」こととは? 走ることは、特別な道具もいらないし、特定の場所に行かなくてもできます。いつでも、どこでも、自分のペースでできる、誰もが気軽に始められるスポーツだと思います。 何より、走って汗を流すのはすごく気持ちがいい。僕は、朝走ることが多かったんですが、早起きして汗を流すと、清々しい気持ちで1日のスタートをきれます。それも、日常生活の良いアクセントになりました。 ありがたいことに、この大会の出場が決まってから、別競技のアスリートを含め、いろんな方にランのお誘いをいただくようになりました。そこで、新しい出会いがあるのも、楽しいですね。フルマラソンはまだちょっと無理ですが、これからも、ファンランをはじめ、走ることは続けていきたいと思います。 ――次の目標は、スイムもあるトライアスロンあたりでしょうか? いえいえ、それはまだまだ先です(笑)。 入江陵介/Ryosuke Irie 1990年大阪府生まれ。0歳から水泳を始め、高校1年の時、初めての高校総体200m背泳ぎで優勝。2008年、北京大会でオリンピックに初めて出場し、2012年のロンドン大会では銀メダル2個と銅メダル1個を獲得。その後、リオ大会、東京大会と4回連続でオリンピック出場を果たし、2024年4月現役を引退。現在は解説者や水泳の普及活動、ジュニアの育成などに力を注いでいる。