NIKE、YouTube、Fenty…アメリカのZ世代がもっとも“Cool”だと感じるブランドを発表!
◆年齢によってカッコいいと感じる“基準”が変わる
Coolの解釈は人それぞれ。マーケティング会社「YPulse(ワイパルス)」は、カッコいいと感じる条件についても若者を対象に調査を実施。興味深いことに、「10代の若者」と「18歳以上20代前半の若者」とでは、その解釈が大きく異なることが判明しました。 11歳~17歳が考えるCoolの条件1位は「トレンドに敏感なこと」。18歳以上では「常に新しいものを試すこと」が1位となりました。 NY Future Labのメンバーは全員が18歳以上ですが、この調査結果から思うことを聞きました。 シャンシャン:新しいものを試すことがCoolのトップというのはわかる気もするけど、23歳の私にとっては便利なものを選ぶことのほうが大事。それがCoolなんだよね。 ミクア:うん、その気持ちはわかるな。私にとって一番大事なのは商品の品質。その次が値段。それが私の重要視する2つのポイント。「いい製品か?」「機能性は高いか?」「価格はいくらか?」、それが価値あるものなら、少し高くてもお金を投資するかもしれない。でも、価値がないなら買わないでしょう? ただ、値段が割安なら買うかも。だから、私にとっては価格と商品の質がCoolの条件。 13歳から17歳の10代の若者になると、トレンドについていくことがマーケティングの一番重要な要素になると思う。多くのブランドが、インフルエンサーや若者が尊敬する人たちを起用して製品を宣伝することが大きな利益になると気付いているよね。 シャンシャン:特に同世代のあいだではそうだよね。もし子どもが学校に行って、周りの子たちがConverseやJordanのスニーカーを履いていたら「自分も欲しいな」って思うだろうしね。 10代にとって、若者が注目する人気者やインフルエンサーがブランドを宣伝することはとても重要です。一方で、20代になるとトレンドを追うことよりも製品の質や値段を重視することが、話し合いのなかでわかりました。 では、10代の若者のCoolの条件2位は何かというと、「ダイバーシティ溢れる商品であること」です。ダイバーシティ、多様性という言葉は日本でもよく聞かれるようになってきました。男女共同参画を語るときによく使われますね。 シェリーは「具体的にはどんな製品のどんな特性をCoolと感じるのでしょうか。ヒントは、先ほど紹介したFentyにあります。そして、Nikeが人気の理由もダイバーシティと関係があるんですね。詳しくは、次回にみんなと話し合います」と話題を次週につなげました。 (interfm「NY Future Lab」2024年5月22日(水)放送より)