NIKE、YouTube、Fenty…アメリカのZ世代がもっとも“Cool”だと感じるブランドを発表!
ジャーナリストでZ世代専門家のシェリーめぐみがパーソナリティを務めるinterfmのラジオ番組「NY Future Lab」(毎週水曜日18:40~18:55)。ジャーナリストでZ世代専門家のシェリーめぐみが、ニューヨークZ世代の若者たちと一緒に、日本も含め激動する世界をみんなで見つめ、話し合います。社会、文化、政治、トレンド、そしてダイバーシティからキャンセルカルチャーまで、気になるトピック満載でお届けします。 今回のテーマは、「2024年版アメリカZ世代が選ぶクールなブランド トップに輝くのは“NIKE”。その理由は?」。「NY Future Lab」に所属するアメリカZ世代が、若者たちがNIKEブランドに注目する理由について考察していきました。
◆カッコいいと感じるブランド第1位は「NIKE」
マーケティング会社「YPulse(ワイパルス)」の調べによると、アメリカZ世代が「Cool」、すなわち「カッコいい」と感じるブランドのトップ3は以下の結果となりました。 1位:NIKE 2位:YouTube 3位:Fenty Fentyはポップ・アーティストでスーパースターのリアーナが立ち上げたコスメブランドです。ファッションとITが混合したランキングに疑問を感じる人もいるかと思いますが、Z世代評論家のシェリーいわく、アメリカでは「何にお金と時間を費やすか」に重きを置き、ジャンルが違っても同列線上で順位をつけることが多いそうです。 アメリカZ世代で構成されるラボメンバーたちは、このランキング結果を妥当だと考えているのでしょうか? ヒカル:1位のNIKEは主にスニーカーで有名だよね。やはり、スニーカーが人気だからじゃない? 実は最近、スニーカーのトレンドが終わりつつあるという記事を読んだんだ。ほら、レアスニーカーを大量にコレクションしたり、売り買いしたりするブームのことだよ。だけど、NIKEがトップということは、まだまだスニーカーブームは続いているということだよね。 ミクア:私はYouTubeが1位だと思っていた。なぜなら、みんなが利用できるプラットフォームだし、Googleなんかと同じように、インターネットさえあれば誰でも使えるから。まあ、カッコいいの解釈は人それぞれだとは思うけれど。 私にとって、YouTubeはカッコいいと同時に必需品なんだよね。そう考えると、NIKEよりもYouTubeが1位になるべきじゃないかな? それと、Fentyが3位なのもランキングとしては高すぎる気がする。ただ、Fentyはすごくインクルーシブ、包括的なので、それが成功している理由の1つだと思う。 メアリー:Fentyはスーパースターのリアーナが始めたブランドだというのが大きいよね。何よりすごいのは、Fentyはさまざまな肌の色に対応したファンデーションを出したこと。特に、これまでなかった濃い肌の色の製品がたくさんあって、数と品質が驚くべきものだったんだよね。 NIKEが1位になった背景には「スニーカーブーム」があると考えるメンバーがいるなか、「YouTubeが1位になるべき」という意見も出ました。3位のFentyはスーパースターが作ったブランドであることに加え、さまざまな人種の肌の色に対応できるよう、50色ものファンデーションをリリースしたことが人気を集めている理由の1つとして考えられます。