<永瀬廉>人妻との20歳差の恋に溺れる青年に 「東京タワー」で恋愛ドラマ初主演
今日初めて板谷さんとお会いして、板谷さんご自身が持っていらっしゃる魅力をさっそく感じました! 僕が透として恋に落ちる、透が惹かれる要素をしっかりと感じることができて、すごく安心しました。
世間から見ると20歳上というのは大人すぎるんですかね、どうなんでしょう? でもだからこそ、重ねている人生経験の違いとか、それ故の余裕とか、そういうものに惹かれるんじゃないかな。年下の男子を無自覚にでも振り回してしまう、その感じが透のような年代からしたら大きな刺激で、もっと追いかけたい、もっと知りたい!って思わせる魅力なんでしょうね。だから、透が詩史に惹かれる気持ちもわかります。
--永瀬さんにとって「東京タワー」とはどんな存在ですか?
地方に行った帰りや、仕事終わりの帰り道で目に入ってくる「1日の終わりを感じるもの」ですね。帰りの車の中などで、赤く光る東京タワーを見ると、「あ、今日も1日頑張ったな」って。江國さんの「東京タワー」を読んで、映画も観た後は、それまでよりもちょっと東京タワーの光が切なく見えたりして、たぶんドラマの撮影が始まったら、よりそんな風に感じるんだろうな、と思います。
--これからクランクインを迎えるにあたって、現場で楽しみにしていることはありますか?
作品のテーマ的にも、けっこう攻めたシーンも多いですが、そういうシーンは僕も初めてなので、現場でしっかり監督と話し合いながら、奇麗な作品に作り上げていけたらいいなと思っています。
--ドラマを楽しみにされている視聴者の皆さんにメッセージをお願いいたします。
人を好きになるという気持ちだけでなく、そこに壁があるからこそ燃える、という部分ってすごく共感できますし、やってはいけないという背徳感に気持ちが高ぶるのも理解できます。だからこそ、リアルではなかなかできない、してはいけないことを、この「東京タワー」というドラマの中で自分に置き換えて、美しい世界観に酔ったり、年下男子との恋を楽しんだり、していただけたらと思います。