<永瀬廉>人妻との20歳差の恋に溺れる青年に 「東京タワー」で恋愛ドラマ初主演
--原作の「東京タワー」をお読みになった感想は?
僕のイメージでは不倫ってけっこうドロドロしてたりするのかな、って思ったのですが、江國香織さんの「東京タワー」は、読みながら想像する画がとても奇麗に具現化されるんです。そこがこの「東京タワー」という作品の特徴でもあると思うので、やはりその“奇麗さ”という部分は大事に作っていけたらと思います。
--本作で、永瀬さんは初の恋愛ドラマ主演となりますが、新たな挑戦への意気込みは?
いいですよね、初挑戦が少しハードめで(笑い)。人は一癖ある部分に燃えるというか、気持ちが乗るのもあると思うんです! そんな“非日常な”恋愛モノが一発目ということで、実はとても気合いが入っています!
情報解禁のスチールでもわかる通り、刺激的なシーンも多いので、ファンの皆さんには確実に見たことのない僕をお見せすることができると思いますし、僕自身としてもレベルアップできる作品になるのではないかと思っています。
--2005年の映画では岡田准一さんが演じられた小島透役を、今回は永瀬さんが演じられますが、役作りはどのようにしたいと思っていますか?
もちろん映画の「東京タワー」も拝見しました! 岡田さんのお尻が奇麗だったことと、松本潤さん演じる耕二がお風呂の中で桃を食べてる、っていう物語の本筋以外のところの表現も強烈に印象に残りました(笑い)。僕らがやる今回の「東京タワー」では、どんな表現が出てくるんだろう、と楽しみになりましたし、そんな象徴的で印象に残るものを作れたらと思います。
透の役作りの面では、岡田さんが演じられた透を意識しすぎることなく、現場で板谷さんや他の共演者の皆さんと向き合い、どんなお芝居ができるか、自分の中から出てくる透というものを見つけていけたらと思っています。
--板谷由夏さん演じる浅野詩史と20歳差がありながら、どうしても自分のものにしたいと許されざる恋に夢中になりますが、そうまでさせる大人の女性の魅力とは、どんなところにあると思いますか?