《データでWS展望》ドジャースやや不利を覆すキーマンは大谷翔平と山本由伸だけでなく…ヤンキースはジャッジより好調「9戦8発の強打者2人」
ジャッジが復調、スタントンとソトの2人で9戦8発
ではポストシーズン以降の両チームの陣容を見ていこう。まずは地区シリーズ(vsオリオールズ)を3勝1敗、リーグ優勝決定シリーズ(vsガーディアンズ)を4勝1敗で下したヤンキースの9試合成績から。 〈打線〉 【ヤンキース】 ・レギュラー 1.トーレス(二)9試37打11安1本5点0盗 率.297 OPS.832 2.ソト(右)9試33打11安3本8点0盗 率.333 OPS1.106 3.ジャッジ(中)9試31打5安2本6点1盗 率.161 OPS.704 4.スタントン(指)9試34打10安5本11点1盗 率.294 OPS1.179 5.チザム(三)9試34打5安1本1点2盗 率.147 OPS.481 6.リゾ(一)5試14打6安0本0点0盗 率.429 OPS1.000 7.ボルぺ(遊)9試29打9安0本1点2盗 率.310 OPS.804 8.ウェルズ(捕)9試33打3安1本3点0盗 率.091 OPS.349 9.バーデューゴ(左)9試31打6安0本3点0盗 率.194 OPS.544 ・控え トレビーノ(捕)2試2打1安0本1点0盗 率.500 OPS1.000 カブレラ(一)5試6打1安0本0点0盗 率.167 OPS.777 ベルティ(一)4試11打2安0本0点0盗 率.182 OPS0.432 アーロン・ジャッジは一時期不振だったが、調子を上げてきた。ジャンカルロ・スタントンが5本塁打と好調。もう一人の看板打者、フアン・ソトも3本塁打を放ち、中軸が元気なのが強み。ただチザム、リゾ、ウェルズら下位打線は今一つだ。さらに1番のトーレスも含め、機動力はほとんど見せていない。
大谷・ベッツ・エドマンは好調…ただ負傷フリーマンは
続いてはドジャース打線である。地区シリーズ(vsパドレス)を3勝2敗、リーグ優勝決定シリーズ(vsメッツ)を4勝2敗で勝ち上がったポストシーズン11試合で、どんな成績を残したか。 【ドジャース】 ・レギュラー 1.大谷翔平(指)11試42打12安3本10点0盗 率.286 OPS.934 2.ベッツ(右)11試44打13安4本12点2盗 率.295 OPS1.063 3.T.ヘルナンデス(左)11試40打8安2本8点1盗 率.200 OPS.69 4.エドマン(遊)11試44打15安1本12点3盗 率.341 OPS.810 5.マンシー(一)11試33打8安3本5点2盗 率.242 OPS1.013 6.E.ヘルナンデス(三)9試33打10安2本5点0盗 率.303 OPS.863 7.パヘス(中)8試19打4安2本4点0盗 率.211 OPS.776 8.スミス(捕)11試38打6安2本6点1盗 率.158 OPS.605 9.テイラー(二)8試12打3安0本0点1盗 率.250 OPS.607 ・控え ラックス(二)8試24打5安1本3点0盗 率.208 OPS.592 フリーマン(一)8試32打7安0本1点1盗 率.219 OPS.461 キアマイアー(中)4試2打0安0本0点0盗 率.000 OPS.000 ロハス(遊)3試8打2安0本0点0盗 率.250 OPS.500 バーンズ(捕)1試0打0安0本0点0盗 率.000 OPS.000 大谷は殊勲打をたびたび打ってきたが、相手の警戒が強く盗塁はできていない(盗塁死1回)。続くベッツが大谷を上回る好調ぶり。ポストシーズンに強いテオスカー・ヘルナンデスも当たりが戻ってきた。しかしフリーマンの足の調子が万全ではなく、本来三塁のマンシーが一塁を守っている。カージナルスから移籍したトミー・エドマンが絶好調でチャンスメーカーになっている。
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