エアコン3万円、LED照明1000円前後…お得に買える「家電エコ割」知らずに損している人に伝えたいこと 対象は?どれくらい安くなる?条件は?
■全部が補助金の対象ではない 先に挙げた補助金対象のエアコンや冷蔵庫だが、店頭の全商品が対象というわけではない。省エネ性能や容量、サイズなどによって対象製品は絞られるので注意してほしい。 自治体のホームページを見ると、「保険の約款かっ!」という細かい条件が書いてあってわかりにくい。住まいの近くの量販店やホームセンターに行って、「対象商品のシールが貼ってある製品」を選ぶのが現実的だ。例えば東京なら「東京ゼロエミポイント対象」、横浜なら「エコハマ対象」のシールを目安にすればいい。
一方で、恩恵を受けられないのは、通販サイトでの購入。 通販はあくまで全国対象なので、各自治体に細かく対応しているところはほとんどなく、対象商品を探すのが超面倒。 買い物で都道府県をまたぐ場合も要注意だ。必ず「居住区域」の店舗で購入すること。購入後に補助金申請をするのだが、マイナンバーなどでの住所の証明と購入店舗、そしてレシートが必要になるので、ごまかしが利かないと思っていいだろう(販売店で聞いたところ、スタッフが1件ずつ確認しているようだ)。
■「申込用紙」と「説明書」は必須 最後に注意するのは、お店で「申込用紙」と「説明書」をもらってくること! たいていは店員さんが気づいてくれると思うが、万が一のこともある。申請は紙で提出する自治体もあれば、スマホの場合もある。ほかに申込用紙をスクラッチすると応募番号が記載されている場合があるので、申込用紙は手元にあったほうがいい。 補助金は、申し込みからだいたい1カ月後にもらえるという。ただ、ボーナスシーズンなどだと、必然的に時間がかかることになる。
省エネ家電の購入では見かけなかったが、同じ省エネ系の補助金で太陽光パネルやエコキュート(電気給湯器)、住宅設置用の蓄電池などもあり、こちらは金額が大きいので、「着工前の見積もり」で申し込みという場合もある。 補助金は、一般的な補助金や給付金のように、マイナンバーに登録されている銀行口座に振り込まれる場合もあれば、500円未満は切り捨てられてQUOカードやクレジットカード系の金券で送られてくる場合もある。