今どき結婚の絶対条件? 家事をやる男は「家事メン」を自称しない
〈いまどき独身女性、結婚相手に「経済力」より「家事育児スキル」求める〉──そんな見出しのネットニュースが先日、話題になっていた。稼ぎはあるに越したことはないが、それより家事を分担してほしいわけだ。 「カネさえあれば…」はもう古い! 今どきの女性が絶対譲れない“結婚の条件” 日本最大級のママ向け情報サイト「ママスタ」のアンケート調査(16日発表=1801人対象)によると、「一番嫌いな家事は何ですか?」の質問に、51%が「掃除」と回答。「料理」の33%が続いて、「洗濯」は9.1%と1割に満たず。 ある女性誌編集者は、「こっちが疲れているときにパパッと部屋を片づけて料理までしてくれる男性は魅力的ですよ。洗濯は自分の流儀があるので自分でやりたい。ただ最近は、女性の気を引こうと、家事が得意な“家事メン”や“料理男子”のふりをする独身男性も多い。まあバレバレですけど」と笑う。 こんなXのポストがバズっていた。 〈職場で「俺、料理もする良い旦那」アピールしてくる人、本当にそうか確認する時「メニュー考えるのが一番手間よね」と聞いてみる〉 さて、アナタならどう答えますか? 〈たまーーに作ってドヤってる人は「え?」って反応する〉んだとか。 「毎日の献立を考えるのがいかに大変かを理解していないようでは、家事メンでも料理男子でもない。どうせ気が向いた時だけ凝った料理を作ってドヤ顔。後片付けもしない男性と見透かされるのがオチですよ」(前出の女性誌編集者) 脚本家でライターの源祥子氏も「たまに豪勢な料理より普通の食事を毎日作る。リアルな家事メン、料理男子って“シロさん”みたいな人でしょう」と、こう続ける。 「人気のドラマ『きのう何食べた?』で西島秀俊さんが演じたキャラですけど、スーパーの特売品から献立を決めて、麺つゆなんかも使って手際よく作れる。献立を決めてから材料を買うより、安上がりですから。家事も料理も日常生活に必要な最低限のスキル。毎日やって当たり前と思って実際にできている人は、そもそも家事メンとか料理男子を自称しません」 そりゃそうだ。 「例えば日常使いしない珍しい調味料の名前を得意げに語る自称・料理男子は、『本当に毎日やってるの?』と勘繰りたくなります。『たまにしかしないのに道具にも凝って無駄遣いしそう』なんて疑惑の目で見ちゃうかも」(前出の源氏) 家事メンを気取ると逆効果。むしろ結婚は遠ざかりそうだ。