宮根誠司『ミヤネ屋』に「200件超の抗議殺到」猪口邦子議員宅火災の“人影映像”が波紋
「あの映像を使わないでほしい」と親族からクレーム
11月27日に猪口邦子参議院議員の自宅マンションの火災で、6階建てマンション最上階部分が激しく燃え広がり猪口議員の夫で東大名誉教授の孝さん(享年80)と長女(享年33)が亡くなるという痛ましい事故が起きた。 【戦慄!】激しい炎で窓ガラスが溶け…猛火に包まれた猪口邦子議員宅「生々しい現場」写真 このニュースを聞くだけで胸が痛むが、そんな中、国民の感情を逆なでしたのが日本テレビ系列の『ミヤネ屋』(読売テレビ制作)が放送した映像だった。 「視聴者提供」として流された映像には、燃え盛る炎の中、手にペットボトルを持つ女性らしき人影が映っていた。誰かも分からず何をしていたのかも分からないというなか、そのまま放送されたのだ。 この舞台裏を日テレ関係者が明かす。 「ミヤネ屋を放送した後、親族と名乗る人から“あの映像を使うのをやめてほしい”とクレームが入りました。報道局幹部で緊急協議に入った結果、親族のご意向もふまえて、当日だけに限り使用し、翌日以降は使用禁止となりました。ですので、ミヤネ屋の後の『news every.』でも同様の映像を放送しました。事件の貴重な証拠となる可能性があったからです」 ◆裏番組『ゴゴスマ』に負けることも 12月2日、この内容をフライデーデジタルで配信したあとにはSNSなどで 《なぜ即中止にしなかったんだ》 《映像を見て非常にショックを受けた》 などというコメントが相次いだ。波紋を広げたのはSNSだけではなかった。 「放送を受けて、ミヤネ屋を制作している読売テレビに抗議の電話やメールが200件以上殺到したようです。“マスコミはモラルがないのか!”“子どもがショックを受けて怖がっている”など怒りの生の声が続々と。フライデーの記事が出たあとにはさらに追加の抗議が来たようですね。おそらく日本テレビにも相当な数の抗議が来ているでしょう。ミヤネ屋は裏の『ゴゴスマ』(TBS系)に視聴率で負ける日がほとんどになってきたので“弱り目に祟り目”ですね」(在版テレビ局関係者) ミヤネ屋といえば、’19年に韓流アイドルグループ『KARA』のハラさんが亡くなった際、モザイク処理もできないのに自宅前から生中継したり、『CHAGE and ASKA』の元メンバーであるASKAの未発表曲音源を生放送で勝手に放送したりするなどの騒動を起こし、たびたび炎上している。 「昔は視聴率も“無双状態”でイケイケだったので、多少問題を起こしてもさほど“お咎めなし”でした。しかし最近は『ゴゴスマ』に負けたり、宮根さんがやる気を失っていたりと、局の上層部の印象もだんだんと悪くなっています。宮根さんが辞めると言ったらもう慰留しない可能性もあるのでは……」(同・在阪テレビ局関係者) 視聴率を取るべく他局にはない独自ネタを放送したい気持ちも分からなくはないが、報道番組は公共性やモラルが問われる。今回の騒動は窮地のミヤネ屋にとって大きな痛手となったかもしれない――。
FRIDAYデジタル