<秋ドラマ座談会>編集部員の“推し”ドラマをピックアップ “月10”「モンスター」、女性トリオの新作、伝説マンガの実写化も 注目ポイントは?
◇「海に眠るダイヤモンド」(TBS系、日曜午後9時)
次に推す人が多かったのTBS系日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」(日曜午後9時)だ。
「海に眠るダイヤモンド」は、1955年からの石炭産業で躍進した長崎県・端島(軍艦島)と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、家族の壮大な物語。戦後復興期から高度経済成長期の“何もないけれど夢があり活力に満ちあふれた時代”と現代の“一見して何でもあるけれど若者が夢を持てない時代”を描く時代を超えたヒューマン・ラブエンターテインメント。
神木隆之介さんが、1950年代の端島に生きる主人公の鉄平と、現代の東京に生きるホストの玲央の一人二役で主演。脚本は野木亜紀子さん、監督は塚原あゆ子さん、プロデューサーは新井順子さんという「アンナチュラル」「MIU404」、映画「ラストマイル」のチームが制作する。
注目ポイントとして、「戦後復興期から高度経済成長期の端島(軍艦島)をどのように描くのか、日本が勢いのあった時代の空気を感じさせてほしい。また、ヒット請負人?の神木隆之介の一人二役に注目している」(40代女性、N)、「神木隆之介の金髪ホスト役、さだまさしの和尚役が気になる。野木亜紀子×塚原あゆ子×新井順子の女性トリオが『日曜劇場』で何をどう描くのか見てみたい。長崎ロケで映像美にも自信がありそう」(40代女性、H)といった声が上がった。
◇「無能の鷹」(テレビ朝日系、金曜午後11時15分)
同じく推す人が多かったのが、テレビ朝日系「無能の鷹」(金曜午後11時15分、一部地域を除く、10月11日スタート)だ。
「無能の鷹」は、マンガ誌「Kiss」(講談社)で連載中のはんざき朝未さん作の同名マンガを、菜々緒さん主演で実写化。超有能そうな見た目なのに、コピーもできず、パソコンも起動できない衝撃的に無能な新入社員、鷹野ツメ子(菜々緒さん)のすがすがしいまでの生き様を描く“超・脱力系お仕事コメディー”。「おっさんずラブ」シリーズ(2016~24年)などで知られる貴島彩理プロデューサーが手がける。菜々緒さんのほか、塩野瑛久さん、井浦新さん、工藤阿須加さん、さとうほなみさん、土居志央梨さんらが出演する。