MLBコミッショナー「ゴールデン・アット・バット」ルールの早期導入に否定的「道のりは非常に長い」
大リーグ機構(MLB)のロブ・マンフレッドコミッショナー(66)がチームが打順に関係なく、毎試合1打席を選んで好きな打者を起用できる「ゴールデン・アット・バット」ルールの早期導入について否定的な考えを示したと6日(日本時間7日)に複数の米メディアが報じた。 【写真】30万円で出品も…ドジャースの日本開幕戦チケット転売相次ぐ「大谷効果利用しないで」とファン怒り マンフレッドコミッショナーは5日にイタリアンアメリカンの野球基金イベントに参加。その際「ゴールデン・アットバットに関する懸念をお持ちの方は、枕に頭を乗せて安心して眠ってください。会話の段階から実際にMLBで導入されるまでの道のりは非常に長い」などと発言したという。 マンフレッドコミッショナーは以前、このアイデアが11月のオーナー会議での競技委員会の会議で浮上したことを明かしていた。しかし、マンフレッドコミッショナーは「数年前にこの種の変更について公に話したことがあると報じられましたが、その時も特に賛成していたわけではありませんでした。その立場は変わっていません」と否定的な考えを示したという。 試合時間短縮を目的に2023年からMLBで導入された「ピッチクロック」についてもマイナーでの試験導入を経てMLBに正式導入された経緯がある。それだけに、スポーツ専門局「ESPN」も「リーグの公式発表によると、次のシーズンにマイナーリーグで導入する計画はないとのことです」と伝えた。