審判に文句「3年間でイエロー45枚、レッド6枚」31歳ブライトン新監督“やんちゃな選手時代”も…三笘薫27歳が証言する素顔「普段からよく話しますよ」
途中出場の三笘薫が存在感を示した。 10月19日に行われたニューカッスル対ブライトン戦で、三笘は今季リーグ戦で初のベンチスタートにまわった。 【貴重写真】「あれ?ちょっと髪形が変わった?」三笘薫とクリア夫人のツーショット(2枚)&31歳新監督のやんちゃな選手時代の写真などすべて見る 控えになった理由はハッキリしていた。三笘は、日本代表として10月11日のサウジアラビア戦と、15日のオーストラリア戦の2試合に先発出場。長距離移動も考慮すると、たしかに厳しい日程だ。 イングランドに戻ってきた後も慌ただしかった。ブライトン着は、ニューカッスル戦3日前の16日。試合前日の18日には、イングランド最南端のブライトンからリーグ最北端のニューカッスルに移動し、チームと共に前泊した。そして19日の午後3時に、キックオフを迎えたのである。 しかも、スポーツサイトの『ジ・アスレティック』でクラブ番を務めるアンディ・ネイラー記者によれば、「三笘は日本代表戦で軽い痛みを抱えたようだ」。遠征メンバーに入ったことから心配するほどではないが、代表戦と長距離移動、軽度の痛みなど、複数の要因からベンチにまわった。 それでも三笘は、後半15分からピッチに立つと躍動した。 ドリブルで縦に突破しチャンスを作ったかと思えば、後半39分と後半45+2分の決定機でシュートを放った。相手のトラップミスを見逃さず、左足のシュートがGKのブロックに阻まれた1本目のチャンス場面については「絶対決めないといけなかった。踏み込みが甘く、背の高いキーパーには低めに打たなければ」と反省していたが、それでも攻守に奮闘して1-0の勝利に貢献した。 試合後、三笘は自身のコンディションについて次のように語った。 「厳しいところがありましたけど、監督が考慮してくれた。監督のサポートもあってベンチになりました。今日は特に何もしてないですけど、チームとしてこの試合を勝ち切ったのは本当に大きい」
試合中に“5分間も”話し込んだ2人
今回の取材で感じたのは、三笘とファビアン・ヒュルツェラー監督の良好な関係性だった。 監督としては、もちろんニューカッスル戦で勝利が欲しい。勝ち点3を掴めばチームは2連勝となるだけに、「エース三笘」を強行で先発させる選択肢もあったはずだ。一方、プレーヤーの立場からしても、指揮官から先発の「GOサイン」が出たら、断る選手は少ないだろう。 だが三笘が「監督が考慮してくれた」「サポートがあって」と明かしたように、2人は話し合いの末にベンチスタートで合意した。 アメリカ生まれのドイツ人指揮官は、弱冠31歳。三笘とも4つしか年が違わない彼は、プレミアリーグ史上最年少監督である。たしかに間近で見ると、その姿や表情は選手と見まがうほど若々しい。 三笘によると、指揮官とは「普段からよく話していますよ」。「いつも積極的に選手とコミュニケーションを取る人。戦い方として、やりたいことがハッキリしている。それをできるかどうかで、試合に出るか出られないかが決まる」と話す。 実際にニューカッスル戦でも、途中出場前の三笘がテクニカルエリアでヒュルツェラー監督と念入りに話し込む場面があった。 タッチライン際でアップを続けていた三笘がベンチから呼ばれ、ユニホームに着替え終わったのは後半10分。その後、三笘は指揮官と約5分間にわたり断続的に言葉を交わした。一方的に指示を受けるのでなく、三笘から監督に質問をぶつける場面も。投入前の会話について、三笘は明かす。 「投入直前で、自分と交代する選手が替わった。そこの指示と、他の選手がどう動くかというところを確認しました。さらに、自分の守備のところ。(日本代表戦の影響で)チームトレーニングでも、試合出場組に入っていなかった。そのため、自分の入り方について、僕からしっかりと聞かないといけないことがあった。入念に聞きました」
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