【住之江ボート・SGグランプリ】近況低調54号機に西山貴浩「20キロ減量しないと」
ボートレース界大一番「SG第39回グランプリ」は17日に住之江ボートで開幕する。 マイクパフォーマンスだけでは終われない。西山貴浩(37、福岡)は10月の若松GⅠ72周年で待望の〝純〟地元周年初Vを飾るなど今年はGⅠ5優出を含め11優出4V、選出順15位で3年ぶりにグランプリへ返り咲いた。 「瓜生さんや松井さんに結構いかれたし、中間整備の入っているエンジンは別物です。あの差を明日(初日)中に埋めろといわれると20キロぐらい減量しないといけない」 近況平凡な54号機を引いて、会心の笑みとはいかなかった。 11月のGⅠ高松宮記念で54号機を操り今節はシリーズ戦に参戦の同期・柳生と即座に情報を共有。「よくなかったと聞いたし、本体整備で部品を換えるつもり。一つ一つやっていきます」と当然、5枠で臨むTR1st1回戦12Rへ向けて上積みへ全力を尽くす。 「何もなければ5コースからいきたいけど、どうなるか分からないです。グランプリなんで」。初出場の2020年大会(平和島)では選出順17位の1st組からいきなりファイナル5着と活躍したテクニシャンが、オープニングセレモニーでもレースでもファンを沸かせる。(小出大輔)