北海学園大硬式野球部の久保田廉太朗はJR東日本東北入りが決定
北海学園大硬式野球部の久保田廉太朗捕手(4年=札幌国際情報)が、来春からJR東日本東北(宮城)でプレーすることが決まった。道内アマチュア球界屈指の強肩捕手は、今夏の都市対抗準優勝の強豪で腕を磨き、プロ入りを目指す。 道内の高校、大学野球を盛り上げてきた久保田が、活躍の舞台を宮城に移す。社会人野球でのプレーを前に「レベルが一気に上がる。来年から試合に出るという強い気持ちでやっていきたい」と決意を述べた。 札幌国際情報では、2年夏に南北海道大会準優勝。コロナ禍で独自大会となった翌夏も公立校を準優勝に導いた。大学では入学直後の春に正捕手の座を奪取し、全日本大学選手権にも出場。島崎圭介監督(53)が「1年春から8シーズンフル出場した体力」と評価するように、長期離脱をすることなく4年間、扇の要を担い続けた。 二塁送球最速1・8秒の強肩は、全国でもトップクラス。一方、プロ入りへは「打撃」が明確な課題だ。「都市対抗を観戦して、投手レベルの高さを実感した。簡単ではないけど、打てる捕手を目指していきたい」。ドラフト解禁となる2年後の指名を夢見て、北海道を旅立つ。(島山 知房) ◆久保田 廉太朗(くぼた・れんたろう)2002年10月2日、浦河町生まれ。22歳。荻伏小2年時に荻伏野球スポーツ少年団で野球を始める。荻伏中では日高シニアでプレー。札幌国際情報では2、3年時に南北海道大会準優勝(3年は独自大会)。北海学園大では1年春に新人賞、4年春に優秀選手賞とベストナインを獲得。181センチ、83キロ。右投右打。家族は両親と姉。
報知新聞社