定年退職時(60代)に貯蓄が「ゼロ」の人は日本にどれくらいいる?老後に考えられるリスクとは?
貯蓄ゼロのまま老後を迎えることで考えられるリスク
老後にもあらゆる場面でお金が必要になることが分かったところで、貯蓄がないまま定年退職を迎えた場合、どのようなリスクがあるのかを見てみましょう。貯蓄が必要になるのは、年金では足りない生活費や急にまとまったお金が必要になったときです。十分な貯蓄がないと、以下のリスクが考えられます。 ●生活水準が今よりも低下する ●仕事を辞めたくても働き続けなければならない ●必要な医療サービスや介護サービスが受けられなくなる ●趣味や娯楽を思う存分楽しめない ●家族に金銭的援助をしてもらわなければならない 特に経済的な支援を家族などから受けられない場合には、お金が足りなくなったときに深刻な状況になりかねません。このようなリスクを回避するためにも、早いうちから老後資金を準備しておくことが大切です。
定年退職時(60代)に「貯蓄ゼロ」の世帯は23%ほど
今回の結果より、定年退職を迎える60代の総世帯において、貯蓄がない家庭は23%ほどいることが分かりました。 物価高騰や年金不足が問題視されるなか、貯蓄がないと生活水準を下げざるを得なくなったり、病気のときに治療が受けられなかったりするなどの問題につながりかねません。 今回ご紹介したリスクを回避するためにも、早いうちから資金準備を始め、余裕ある老後資金を用意しておくことが大切です。 まずは自分たちが将来いくら必要になるのか、年金はいくらもらえるのかなどを明確にしておくといいでしょう。 出典 金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査[総世帯](令和4年)表番号4 総務省統計局 家計調査年報[家計収支編)2022年(令和4年)家計の概要(18ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部