安房トンネルで防災訓練 中日本高速道路が消防や警察と合同で 長野県松本市安曇・岐阜県高山市
中日本高速道路は23日、長野県松本市安曇と岐阜県高山市を結ぶ中部縦貫自動車道安房峠道路の安房トンネルで、両市の消防、警察と連携した防災訓練を行った。トンネル内の2カ所で交通事故が発生した想定で行われ、約80人が参加して情報伝達や救助など速やかな対応の手順を確認した。 高山市側の坑口から1.6キロ地点で乗用車同士の正面衝突事故が発生し、さらに渋滞した車列で追突事故が起きた想定で行われた。松本広域消防局の特別救助隊は追突事故に対応し、隊員たちは大きな声を掛け合いながら特殊な工具を使って乗用車のドアをこじ開け、車内に閉じ込められた人を救出して救急車に収容した。 訓練は隔年で行っていて7回目となる。中日本高速道路八王子支社松本保全・サービスセンターの若林大所長は「警察・消防と連携を確認することで、いざという時に迅速かつ効率的に救助を行い、早期に通行止めを解除できるようにしたい」と話していた。
市民タイムス