「メルカリ」で「出品」をするときに失敗しないための「5つのポイント」
「これ、高かったし」という思いを捨てる
メルカリに出品するときには販売価格を決めます。これが案外厄介なので、最近では販売価格を決めずに出品ができるようになっています。これは購入側が購入したい価格を出品者に提案するもので、両者の同意があれば購入に至ります。でも購入側はできるだけ安く買いたいと思うので、出品者が納得できない価格を提案することもあるでしょう。そのため取引が成立しにくいという懸念点もあります。 もちろんこの機能はマストで使うものではないので、販売価格を出品者が決めて出品できます。その際に注意したいのは、「これ、高かったし」という思いです。販売価格を高く設定してしまうので、結果的に売れずに時間ばかりが過ぎてしまいます。 これは筆者の経験ですが、ある年配の女性が若い頃に買った毛皮のコートを持っていました。当時の価格で80万円だったそうです。でも今は重い毛皮のコートの需要は低く、メルカリで売っても1万円程度。80万円が1万円になるわけですから納得できない気持ちはわかりますが、「高かったから」という思いは捨てなければならないときもあります。基本的にものの価値は時間の経過とともに下がっていく。このことを忘れてはいけませんね。
念のため家族に確認する
家の中の不用品を売ろうと思ったら、自分だけではなく家族の意見を聞いた方がよい場合もあります。自分は使わないと思っても、家族は定期的に使っているものがあるかもしれません。売れて発送してしまった後で「あれ、どこにある?」と聞かれたら、答えづらいですよね。せっかく売ったのに新しいものを買うことにもなりかねません。そうすると売らなければよかったと思ってしまいますし、金銭的にも損が出るので、自分1人しか使わないと確証が持てるもの以外は、家族に確認した方が無難です。
保管はきちんと行う
出品した商品は、状態が変わらないようにきちんと保管をしておきましょう。例えば未開封として出品しても、売れた後で梱包しょうと思ったら家族に開封されていた! となれば取引のキャンセルになるかもしれません。出品物は部屋の一角にまとめて置いておいたり、家族にもわかるような印をつけたりすると安心です。また出品から時間が経過すると劣化してしまうこともあります。例えば洋服などは湿気でカビ臭くなったり、自然に汚れてしまったり。そうならないように、定期的にチェックをして、もし変化があれば商品説明や写真を変更する、あるいは出品を取り下げるなど対処しておきましょう。 さらに<「メルカリ」で「出品」をするときに失敗しないための「5つのポイント」>の記事も併せてご覧ください。
川崎 さちえ(フリマアプリ・ネットオークションガイド)