女性っぽいはもう古い!イケオジが「ジュエリーウォッチ」に夢中になっている「これだけの理由」
こんにちはGoroです。最近の腕時計情勢で実感する事は、ジュエリーブランドの隆盛です。かつてジュエリーブランド腕時計に時計愛好家たちは、それほど興味を示しませんでした。しかしジュエリーブランド腕時計を装着する愛好家は着実に増えています。僕らをよりダンディーにすることも夢ではありません。その理由を考察します。 【イケオジジュエリー】トップブランドの制作スタッフが半分以下の価格で…!
ここ数年時計専業ブランドに加えて、ジュエリーブランド腕時計が人気です。個人的に筆者はジュエリーブランドの隆盛の背景として、スマートウォッチの出現が大きな要因の一つであると考えています。 スマートウォッチは優れたデザインである事が、人気となった大きな理由です。筆者の周囲を見渡しても女性ユーザーに強く支持されており、特にApple Watchはスマートウォッチ全体を牽引する人気モデルだと言えます。(筆者の過去記事) また時計愛好家からも多く支持される腕時計です。さらに色・形・機能が良くコスパにも優れている事で、時計をしなかった「時計レス」の人たちが、時計を手首に時計を再び付け始めたキッカケになったという説もあるくらいです。 しかし世の中にはスマートウォッチの出現で、高級機械式時計は衰退すると考えている人たちも少なからず存在しています。 前述の過去記事にも記載していますが、某著名経済誌の記事に「アップルウォッチの出現によりスイス時計界は大打撃を受ける」という予言がありましたが、2023年時点でそれは大外れであった事は紛れもない事実です。 実際スマートウォッチとの相乗効果で、スイス時計界は2023年後半もコロナ禍の水準を上回るペースで、輸出額は堅調に増加しています。当然このスイス時計の輸出額には、ジュエリーブランド腕時計の額も含まれてる事を忘れてはいけません。
「美しさは細部に宿る」。この格言の筆者の中における代表作は、カルティエのタンクです。アイコニックで普遍的なデザインのこの時計は、一世紀以上経っても色褪せる事無く、頂点に君臨しています。 第一次世界大戦時に使用された戦車(Tank)から着想を得たと言われるこのモデルは、戦車を上空から見たイメージで、デザインされた腕時計です。この事だけでルイ・カルティエがパイロットだったと裏付けられます。 戦車の図柄をそのままデザインに置き換えるだけでは無く、黄金比に基づき縦長にした事で、タンクはアイコン・ウォッチと言われるようになりました。しかしそれ以外にも細部(ディテール)に多くのエレガンスさを散りばめています。 放射状にデフォルメしたローマン・インデックス、ストラップをダイアル(文字盤)と等幅にしてバランスを整えるといったエレガンスさを文字盤の中に凝縮しているのです。おそらく何度も図面を引き直し、試行錯誤した結果がタンクの現代の外観だと思われます。 このような緻密に計算されたデザインだからこそ、時代を経て様々なバリエーションにも対応できる、アイコンウォッチへ上り詰めたと筆者は考えています。