上沢直之のソフトバンク入団に「なぜ?」 韓国メディアも「ポスティングなのに他チームに行くなんて」と“驚愕”した理由
レッドソックス傘下3AからFAとなっていた上沢直之のソフトバンク入団が決まった。このニュースには日本だけでなく韓国のメディアも反応して驚いている。 【動画】変幻自在の完全投球! 上沢直之のレッドソックスデビュー戦をチェック 韓国メディア『OSEN』は12月16日、タイトルに「ポスティングなのに他チームに行くなんて…」と記し、古巣ではなく「優勝チームを選んだ」と、上沢がソフトバンクに入団したことを報じている。 上沢は日本ハムでの12年間で70勝62敗、防御率3.19の成績を残し、ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を試みた今季は、わずか2試合の登板のみでマイナー落ちを味わった。 なぜ、韓国のメディアが日本の上沢にここまで反応したのか。同メディアは日本と韓国のプロ野球で異なる点を紹介。韓国のKBOリーグでは「ポスティングでメジャーリーグに進出して再び復帰するとき、必ず元所属チームに復帰しなければならない」と、その違いを指摘した。 また、「KBOリーグでは復帰後さらに4年間プレーしなければ、FA資格を得ることができない」とも伝えている。 さらに、「ソフトバンクの立場では良い先発投手を獲得できたが、日本ハムの世論は当然良くない。ポスティングでメジャーリーグに行って戻るときは元所属チームに保留権を与えなければならないという主張が出始めた」と記し、日本のプロ野球では「すぐにリーグ規定が改正されることは容易ではない見通しだ」と続けた。 現状、日本では古巣復帰が強制されるわけではない。だが、ファン心理では納得のいかない部分もあるようで、SNS上では不満を漏らすファンの声も少なくない。 日本ハムとソフトバンクは今季、ともにクライマックスシリーズで日本シリーズ進出をかけて相まみえたが、来季はさらにし烈な戦いが待っていそうな予感がする。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]