【宝塚記念】ブローザホーンGⅠ初V 悲願ビッグタイトルに6年目23歳・菅原明良騎手「強かった。馬に感謝」
★母親、息子のGⅠ初制覇をナマ観戦
菅原明騎手の母・規子さんは、息子のGⅠ初制覇を京都競馬場で見届けた。「幼稚園の頃から『ジョッキーになりたい』と言っていました。いい馬に乗せていただいて、本当にありがたいと思っています」と喜んだ。
◆菅原明騎手の師匠・高木師 「オーナーにはいつもお世話になっているので、勝ててよかったです。すごく真面目な子。厩舎関係者にもかわいがられているし、このまま伸びていってほしいです」
■ブローザホーン 父エピファネイア、母オートクレール、母の父デュランダル。鹿毛の牡5歳。栗東・吉岡辰弥厩舎所属。北海道新ひだか町・岡田スタッドの生産馬。馬主は岡田牧雄氏。戦績21戦7勝。獲得賞金4億8537万3000円。重賞は2024年GⅡ日経新春杯に次いで2勝目。宝塚記念は菅原明良騎手、吉岡辰弥調教師ともに初勝利。馬名は「その角笛を吹け」。
■菅原 明良(すがわら・あきら) 2001(平成13)年3月12日生まれ、23歳。千葉県出身。障害レースで活躍した三浦堅治元騎手は叔父。19年3月に美浦・高木登厩舎所属でデビュー。同期には岩田望来、斎藤新などがいる。同年4月20日の福島6R(タイキダイヤモンド)で初勝利。1年目は31勝を挙げてJRA賞新人騎手特別賞を受賞。21年GⅢ東京新聞杯(カラテ)で重賞初制覇。23日現在、JRA通算4020戦304勝(うち重賞10勝)。162センチ、45キロ。
◆宝塚記念の表彰式でプレゼンターを務めた2024年JRA年間プロモーションキャラクターの佐々木蔵之介 「上半期GⅠレースを締めくくるにふさわしい、素晴らしいレースを観させていただきました。本年も折り返しとなりますが、まだまだ競馬の魅力をお届けできるよう努めてまいります」
★アラカルト
◆菅原明良騎手 2回目の騎乗で初勝利。JRA・GⅠは23回目の騎乗で初勝利。JRA重賞は今年2勝目、通算10勝目。
◆吉岡辰弥調教師 管理馬2頭目の出走で初勝利。JRA・GⅠは延べ10頭目の出走で初勝利。JRA重賞は今年3勝目、通算5勝目。