買った時に高かったからいつまでも処分できない…「冬の大物」コートとブーツを断然手放しやすくする<2つの考え方>とは
着なくなった服が押し込まれたクローゼット、本がぎっしり詰まった本棚、使わないお皿だらけの食器棚……。モノで溢れた家にうんざり、という読者も多いのでは。一方、これまでに7000人以上の受講生へアドバイスをしてきた人気整理収納アドバイザー・阿部静子さんは「何があるかわからない時代だからこそ、人生の折り返し地点を過ぎたら片づけたもの勝ち」と断言します。その阿部さんが50代以上に向けて、お手軽片づけ術を伝授。今回は「コートとブーツを手放すべきベストシーズン到来」です。 【写真】阿部さん所有のコートはこれがすべて。全3着 * * * * * * * ◆コートを何着お持ちですか? 今回は“冬のアイテム”と片づけの関係について考えてみたいと思います。 まずは「コート」から。 皆さんは、2月の今の時点で冬用のコートを何着くらいお持ちですか? 片づけ講座の受講生では「5着ほど」という方が多く、中には「10着以上」という方も結構いらっしゃいました。 「持っているコートは、シーズン中にしっかりと全部着ている」という方もいますが、ほとんどの方は「いつも同じコートばかり着ている」と言っていました。つまりその他のコートは着ていない、ということでしょうか。 では、なぜ着ていないのに、手放せないのでしょうか? その感想を聞いてみると、「買ったときに高かったから」という理由を挙げる方がほとんどでした。高価だったのに加え、あまり着ていないので傷みもない、とくれば、なかなか手放しにくいのも仕方ないかもしれません。
◆コートは「大物」だから… ではどうして着る機会がなかったのでしょうか? そのことをあらためて考えてみれば… ●流行りが変わったために古く感じるから ●今の年齢に色やデザインが合わない気がするから ●以前は好きだったけど飽きた、好みが変わったから ●そもそもあまり着心地が良くなかったから 想定される理由はこの辺りなのではないでしょうか。そしてもし上記のどれかに当てはまるものがあったとしたら、それはこの先も着る見込みがほとんどない、ということ。つまりは「手放し時」だとも言えます。 なおコートはご家庭の服の中で、占めているスペースとしても、印象としても「大物」のはず。なので、もし一着でも手放すことができれば、服の中でも「大物を手放せた!」と自信がつくはず。チャンスがあれば手放す検討をする価値「大」のアイテムです。
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