好調メッツに朗報…千賀滉大、実戦形式の打撃練習で22球を投げ後半戦の復帰に現実味「すごくいい感覚だった」
右肩の張りなどで今季登板がないメッツの千賀滉大投手(31)は23日(日本時間24日)、フロリダ州ポートセントルーシーの球団マイナー施設で「ライブBP(実戦形式の打撃練習)」に登板し、22球を投げた。地元放送局SNYなどが報じた。 好調なチームにとって、これ以上ない朗報だ。メンドーサ監督は、千賀について「フロリダで22球を投げ、いい結果だった。全ての球種を使い、本人も『すごくいい感覚だった』と言っていた。今後はニューヨークに飛び、火曜日(25日)にチームと合流する。今週末に向け、次のライブBPをいつセッティングできるか様子を見てみたい」と前向きに語った。 同局は「千賀の復帰はオールスター休み(7月15~18日)の後になる見込みだが、最初のライブBP登板は正しい方向への一歩となったようだ」と報じた。 メジャー挑戦1年目の昨季は12勝7敗、リーグ2位の防御率2・98をマークし、新人王投票で2位。エースとして臨んだ今季は春季キャンプ中の2月後半に右肩の疲労を訴え、「右肩後部の関節包にある中程度の張り」とのMRI検査結果で離脱した。5月19日にブルペン入りしたが、右上腕の張りで中断。炎症を抑えるコルチゾン注射などの治療を経て、5月末からキャッチボールを再開していた。 メッツは5月29日時点で借金11(22勝33敗)だったが、そこから21戦15勝の快進撃。この日のカブス戦も5―2で制し、借金2(37勝39敗)はポストシーズン進出圏内のワイルドカードまで1ゲーム差と肉薄している。
中日スポーツ