朝ドラで“ダメ兄貴”イメージがつきすぎた「美しき31歳俳優」、わずか2年間で印象復活のワケ
俳優・竜星涼(31歳)がようやくカッコいい兄貴を演じてくれています。2022年に出演した朝ドラ『ちむどんどん』(NHK総合)で、ヒロインのダメ~な兄役があまりにも強烈だった竜星。そのイメージダウンの影響が強すぎるのでは……と勝手に危惧していましたが、この2年で着実にイメージを回復! 【画像】ドラマ『潜入兄妹 特殊詐欺匿名捜査官』では“超絶カッコいい兄”になった竜星涼 ドラマ『潜入兄妹 特殊詐欺匿名捜査官』(日本テレビ系、土曜よる9時~)の主役として、熱演を見せています。
朝ドラ史上稀に見るダメ兄貴が、役者本人の印象にまで影響
問題となる朝ドラ『ちむどんどん』で竜星が演じたのは、4人きょうだいの長男でヒロイン・暢子(黒島結菜)の兄・賢秀(通称・ニーニー)。父・賢三(大森南朋)が早くに他界し、母・優子(仲間由紀恵)が女手ひとつで育てる4人きょうだいという設定から、頼りがいのある兄を期待していましたが、大きく裏切られました。 素行の悪い賢秀は妹の就職にまで悪影響を与え、地道に働くことよりも一攫千金を狙い仕事も長続きしません。これまでの朝ドラにもニーニーのようなヒロインにとってのダメ男(父や兄、親戚などなど)はいました。しかし、どこか憎めなかった。ただニーニーは朝ドラ史上稀に見る、完全なクズ男だったのです。 トラブルメーカーで、学習することもなく金銭問題で家族に迷惑をかけます。母に何度も金を無心したり、妹の所持金を勝手に持ち逃げしたり、妹が交際していた相手の親から勝手に手切れ金を巻き上げたり、ねずみ講に手をだしたり。無鉄砲というより、無神経で無責任で無礼。もう目も当てられません。当時は「ニーニーのクズっぷりが耐えられない」「竜星涼、嫌いになりそう……」などなど。放送終了後も「竜星涼は好きなのに、ニーニーに見えてイライラする」といったコメントも散見されました。
幅広いポジション・役柄で作品に華を添えてきた
それもこれも、竜星が破天荒なニーニーを徹底的に演じ切ったがゆえのこと。彼の俳優としての力量に対する評価は揺るがなかったものの、やはりそのイメージは強烈でした。その影響か、2023年1月期に主演したドラマ『スタンドUPスタート』(フジテレビ系)は、民放ゴールデンプライム帯の連続ドラマ初主演にも関わらず、評判はイマイチ。堅気っぽくない風体の投資家という役どころも、ニーニーを彷彿とさせたのかも知れません。 しかし、もともと演技力の高い竜星は着々とそのイメージを回復していきます。2023年の大ヒットドラマ『VIVANT』(TBS系)には、阿部寛演じる野崎守の部下、警視庁公安部・外事第4課の新庄浩太郎役で出演しています。尾行を巻かれるなど、ポンコツに見せかけて、最終回では驚きの立ち回りで、大いに作品を盛り上げました。