「お母さんには内緒」10代の義娘に繰り返し性的暴行の罪 小学5年生の頃から家族がいない時を見計らって 男が法廷で語ったこと
妻との性行為の頻度が減ったことで娘に興味が移ったことがきっかけだった。 「お母さんには内緒。バレたら家庭が壊れる」 そう言って娘に性的暴行に及び、こうした行為は日常的に行われていたという。 習い事の大会で訪れた県外のホテルでの不同意性交。 服や下着をめくるよう指示し、その姿を撮影した性的姿態の撮影。 今回起訴された3件の事件もそうした日常の一部だった。 【読み上げられた被害者の聴取内容】 被害者である娘が警察に被害を申告したのは今年2月。 似たような経験を持つ者同士が集まる、LINEのオープンチャットに相談したことがきっかけで、交番に行き、事実を告げたのだった。 義理の父親からのわいせつ行為は小学校5年生の時には2か月に1回ほど、中学生になったときには1か月に3、4回と、頻度を増していった。全てを合わせると100回ほどに上るという。 犯行のほとんどが家族が出かけている間や外出先などタイミングを見計らって行われたものだった。 「お母さんが傷つくと思った」「金銭的にお母さんだけではやっていけない」 被害者は、警察や身内に相談ができない状態のまま4年以上の月日を耐えていたのだった。 【被告人質問】 まず弁護人からの質問。 弁護人: 「はじめての時はどんな状況でしたか?」 被告人: 「被害者が痛がらないように優しくやった。被害者は嫌がってなさそうだった」 弁護人: 「場所はどこですか?」 被告人: 「県外へ行った時のホテルなど。頻度としては自宅が多かった」 弁護人: 「(起訴内容について)なぜ撮影をしたのですか?」 被告人: 「自分が自慰行為をするために撮りました」 弁護人: 「(撮影は)よくあることでしたか?」 被告人: 「いいえ今回だけです」 弁護人: 「撮影をして被害者が困るとは思わなかったんですか?」 被告人: 「当時は考えていなかった。今ではとんでもないことだったと思っている」 弁護人: 「生活費の大半を被告の稼ぎでまかなっていることを被害者も分かっていた。それで相談できると思いますか?」 被告人: 「できなかったと思う」