辛口の敵地メディアもベテラン投手もルース”聖地”での大谷翔平”二刀流快投”を絶賛「この先100年見ることができないことかも」
また同じくボストンメディアのmasslive.comは「レッドソックスがエンゼルスに0-8と惨敗したゲームで、ア・リーグMVPの大谷が世代を超えたタレントと呼ぶにふさわしい存在であることを示してみせた」と報じた。 「今週始めの小さな故障(1日のホワイトソックス戦で股関節の張りを訴え途中交代)から復帰した後、キャリアで初めてフェンウェイパークのマウンドに上がった日本のスター選手、大谷が見せたパフォーマンスは、その期待に沿ったものだった」と絶賛した。 敵地メディアだけではない。 MLB公式サイトも「大谷がフェンウェイでベーブ・ルースの偉業に並ぶ」との見出しを取り「大谷が打席に立つたび、マウンドに登るたび、このエンゼルスの二刀流選手が生み出し、破っていく記録があることを想像するのが難しくなる。レッドソックス相手のシリーズ最終戦で大谷は、この100年以上やり遂げられていなかったことを達成した。フェンウェイパークで3番打者に入り初めて先発のマウンドに立った大谷は、ベーブ・ルースが1919年9月20日に達成して以来、この歴史的な球場の試合で上位4番の打者に入った初めての先発投手となった」と伝えた。 記事は「今季最多の99球を投げて大谷は7回の投球でキャリア最多の29の空振りを奪った。これまでの最多は2021年9月19日のアスレチックス戦での26だった」と、ピッチング内容を紹介。 「登板を終えた大谷は5点を奪ったエンゼルスの8回に、フェンウェイパークの象徴的な設備の1つにあいさつした。グリーンモンスター(レフトフェンス)に向けてタイムリーを打ち飛ばした。野球界において最も歴史的な野球場の1つで、悪くないデビューだった」と、打者としての活躍を付け加えて絶賛した。 エンゼルスの地元紙のオレンジカウンティレジスター紙は「圧巻」「支配的」という言葉を使って大谷の快投を称え、ジョー・マドン監督の談話を紹介した。 「別世界のものだった。1週間プレーして彼は足に少しの問題を抱えている。今日は寒かったし、昨晩は午後11時までプレーしていた。そして今日マウンドに上がって、おそらく今年最高の投球をしてみせた。とても特別だった」 また捕手のマックス・スタッシの「彼は大舞台に強い投手だ。彼は明るい光が照らされることを望んでいる。(アストロズ、レッドソックスは)この数年、とても優れたチーム。このことが彼の投球内容や考え方を多く語っている」というコメントも紹介した。エンゼルスは2017年以来、ボストンでのシリーズを勝ち越していなかったという。