羽田空港衝突事故、直前の機内では「問題なしね」「問題なしでーす」…ボイス・レコーダーの記録(抜粋)
東京・羽田空港の航空機衝突事故で、海上保安庁機の操縦室内の様子は次の通り。運輸安全委員会がコックピット・ボイス・レコーダー(CVR)の記録などから抜粋した。 【動画】広がる炎、緊迫するJAL機内…乗客提供
【誘導路C手前】
午後5時
43分07秒 機長「右と左に1機ね」
43分08秒 副操縦士「はーい、コレクト」
10秒 機長「はい」
34秒 機長「左がソラシド」
35秒 副操縦士「そうですね」
36秒 機長「多分これが(不明瞭)」
48秒 機長「はい、止まります」
49秒 副操縦士「はーい」
44分13秒 地上走行担当管制官が走行経路を指示
18秒 機長「はい」
19秒 副操縦士「Continue C holding point」と復唱
【誘導路C】
44分21秒 機長「先詰めます」
22秒 副操縦士「はいー、了解」
54秒 海保機は、地上走行担当管制官から滑走路担当管制官に通信移管された
56秒 滑走路担当が日本航空機に対してC滑走路への着陸を許可
45分10秒 海保機は、滑走路担当の周波数に通信設定し、誘導路C上にいることを伝える
14秒 滑走路担当が「JA722A, Tokyo TWR, good evening. No.1, taxi to holding point C5(海保機、こちら滑走路担当、こんばんは、ナンバーワン、滑走路手前の停止位置C5へ地上走行せよ)」と指示
18秒 副操縦士「To holding point C5, JA722A. No.1, Thank you(滑走路手前の停止位置C5へ、ナンバーワン、ありがとう)」と復唱
21秒 機長が副操縦士の「No.1」の復唱にかぶせて「No.1」と言った
22秒 機長が「C5」と復唱確認
23秒 機長「問題なしね」
24秒 副操縦士「はい、問題なしでーす」
25秒 機長が「はい、じゃあ、Before Takeoff Checklist」と離陸前チェックの実施を指示