コナンが先生?東大生が語る「驚きの直前対策」4選
受験が近づくにつれて、さまざまな不安や焦りを抱える受験生や親は多いと思います。それらを解消するためにはどうしたらよいのか。大学入学共通テストまでの毎日連載「現役東大生が解決! 受験お悩み相談室」では、偏差値35から東大合格を果たした漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡壱誠氏が率いるカルペ・ディエムのメンバーが、数多くの受験生を指導した経験を基にした解決策を伝授します。【連載第11回】 【漫画で読む】「ドラゴン桜」で学ぶ、受験で成果出せる「睡眠のコツ」 ■『ルパン三世VS名探偵コナン』を見る
この連載「受験お悩み相談室」ではこれまで、さまざまな受験のお悩みに対して、多くの東大生やその親御さんが実行していたことや、多くの人がまねできるコツを紹介してきました。 しかし東大生の中には「なんだ、その方法!?」と驚くような直前期の過ごし方をしていた人もいました。今回の記事では、一般受けはしないかもしれない、東大生たちの「驚きの対策法」について共有します。「そういう方法もあるんだ」「視野を狭めず、もっと広く考えてやってみようかな」というように対策の幅を広げてもらえればと思います。
まずはAさん(教育学部)の方法は「『ルパン三世VS名探偵コナン』を見る」です。 「ルパンVSコナン」は2009年に放送されたテレビ番組です。そのタイトルのとおり、どちらもアニメで有名なルパン三世と名探偵コナンが登場するテレビです。断っておきますが、勉強になる要素や試験のヒントになるような要素があるわけではありません。 なぜこのテレビを見て過ごしていたのかというと、「とにかくスケールが大きいから」だそうです。Aさんは、成績はとてもよかったのですが非常に緊張しがちな性格で、「本番で失敗したらどうしよう」と考えて不安な直前期を送っていました。それを見かねた塾の先生がおすすめしたのが、「『ルパンVSコナン』を見ろ」だったのだそうです。
「あのアニメはすごくスケールが大きくて、見た後に自分が今悩んでいることが小さく感じられるようになる。だから正月にでも見て、一度マインドをリセットするようにしなさい」と。その言葉どおり、正月に「ルパンVSコナン」を見て緊張をほぐし、東大に合格したのだそうです。 もちろん寝る間を惜しんで勉強しなければならない受験生全員におすすめできるやり方ではありませんが、しかし、不安で仕方がないという人にとってはいい方法かもしれません。