九州国際大付、11年ぶりのセンバツ 前回の「準V以上の戦いを」
第94回選抜高校野球大会に出場する32校が28日、決まった。九州からは九州国際大付(福岡)、有田工(佐賀)、長崎日大、大島(鹿児島)の4校に加え、21世紀枠で大分舞鶴も選ばれた。長引く新型コロナウイルスの影響で日々の練習にも不自由する中、創意工夫を重ねて甲子園をつかんだ選手らは喜びをかみしめた。大会は3月18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。 【あのドラ1も】昨年センバツからプロの扉開いた選手たち ◇ 11年ぶり3回目のセンバツ出場が決まった九州国際大付の選手らは、北九州市八幡東区の学校グラウンドで西元孝幸校長から選出を知らされ、笑顔を見せた。 強打が持ち味のチームは昨秋の県大会7試合で73得点、優勝した九州大会は4試合で6本塁打を放ち43得点を挙げた。初出場した明治神宮大会は4強入りし、センバツでは有力校として注目されることになる。 前回出場した2011年は東日本大震災が起きた直後のセンバツで準優勝。開催が危ぶまれた大会をはつらつプレーで盛り上げた。今回も新型コロナウイルスの影響が続く中の大会になるだけに、西元校長は「前回以上の戦いを期待している」と激励した。 明治神宮大会で2戦続けて完投勝利を収めたエース左腕・香西(こうざい)一希投手(2年)は「甲子園は野球を始めた頃からの憧れ。自分たちの野球を見せたい」と力を込めた。【浅野翔太郎】 ◇全31試合を動画中継 公式サイト「センバツLIVE!」(https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022)では、大会期間中、全31試合を中継します。また、「スポーツナビ」(https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu)でも展開します。出場決定号外はデジタル紙面でご覧いただけます。