天王寺動物園の新園長・理事長が決定 来年4月から地方独立行政法人に
「動物園の園長になるのが夢でした」
報道陣からは向井氏に多数の質問が飛び「今回公募に手をあげた理由」はという質問には「大学時代から獣医学部にいましたが、動物園の園長になるのが夢でした。獣医なので園長先生と言われるのが思いをはせてましたが、札幌市ではかないませんでしたので、園長公募にぜひ参加して選ばれたらいいなと思ってまして、いまここにいるのが夢のような話です」と笑顔で答えた。 また、天王寺動物園の印象についての質問もあり「天王寺動物園の印象というのは老舗の動物園で飼育の技術も大変高いですし、職員の方も優秀な方が大変多くいらっしゃいますし、動物園会のリーダーシップをとられている印象です。そういった方々と印象を上げていくようにしていきたい」と話していた。 好きな動物については「円山動物園に入った時は、エランドと小動物舎を任されて、朝早くに誰よりも早くきて掃除したりしていましたが、いちばんかかわっていたのはユキヒョウです。円山もホッキョクグマの繁殖をしておりまして、天王寺動物園も出産しているとうかがっておりますので、とても魅力のある動物と思っております」と答えていた。
市長「現園長も努力してくれている」
定例会見では報道陣から「以前、市長の発言の中で入園料500円は維持すべきだと言っていたが、今の金額を維持して独自の財源をつくっていくべきと考えているのか」という質問があった。 それに対し、松井市長は「現園長も橋下(徹)市長時代に民間の様々な活力を導入しようと改革をやってきて、現園長も努力してくれていて、ナイトZOOをやるとか売り上げは伸びています」と話した。 そして「その中で、独立行政法人ですが、今までの運営負担金を変えることなく、現在の安価な料金を維持しながら売り上げを伸ばしていってほしい。そのことで独自財源ということは、園側にできるわですから。独自財源を活用しながら、さらにサービス向上と職員の待遇改善を実施してもらいたい」と続けた。
現園長SNSで「私の任期は3月まで。4月からマニアに戻ります」
天王寺動物園の現園長、牧慎一郎園長は同日、自身のツイッターで「独法動物園の新しい理事長と園長が公表されました。私の任期は3月まで。4月からマニアに戻ります」と投稿している。